1963年のフランクフルト・モーターショーで発表されたメルセデス・ベンツ600は、セルフレベリング機構などを備え、世界で最も先進的な自動車のひとつだった。

4ドアのショートホイールベースと4枚または6枚のドアを備えたロングホイールベースで構成され、それはすぐに威厳のある贅沢な車としての地位を確立した。その技術的な洗練、快適さが評価され、600はすぐに世界のエリートのための乗り物になった。業界のトップ、一流のエンターテイナー、独裁者、そして教皇でさえ、それぞれのメルセデス・ベンツ600に運転手を付けて乗っていた歴史がある。ロングホイールベースの600プルマンリムジンは428台生産されたが、6ドアはそのうち42台だけが製造された。そしてさらに11台だけがサンルーフとエアコンを備えていた。



この一台は1月開催のオークションに出品されるものだが、しばらくの間メルセデス・ベンツが管理していたものだ。しばらく世界中を巡った後、メルセデス・ベンツの元主要修理部門および特殊車両部門の責任者であるクラウス・キエンレに売却された。彼は後に、ドイツを拠点とするメルセデス・ベンツのスペシャリスト Kienle Automobiltechnikを設立し、彼の専門知識を活用しながら、ヴィンテージ メルセデス・ベンツのレストアをおこなっている。



2003年に現在の所有者がキエンレ氏から購入した。彼の目的は、快適で心配のない家族旅行に適した600の6ドアプルマンを見つけることだったそうだ。2004年春にアメリカに渡った直後、ニューヨークからカリフォルニアまでノンストップで運転したという。ほかにもたくさんの旅行を共にしてきているとのこと。

この600は、カリフォルニア州アーバインにあるメルセデス・ベンツ クラシックカーセンター USAのスペシャリストによってサービスを受けている。ミドセンチュリーの存在感を維持しているこの1966年 メルセデス・ベンツ600 6ドアプルマンは、新しい冒険を待っている。推定落札価格は発表されていない。