9月18日(土)に開催されたボナムスのグッドウッド・リバイバル・セールでは、2台のジャガーに注目が集まった。1993年製ジャガーXJ220は、新車からの走行距離が400マイルを超えた程度の極上コンディションで、このモデルのオークション世界新記録となる46万ポンド(約6972万円)で落札された。

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一方、グッドウッド・リバイバルのレーシングドライバーであるヴァレンタイン・リンゼイが所有していた、XJ220の祖先ともいえる1956年製Dタイプ スポーツレーシング・ツーシーターは、79万9000ポンド(約1億2110万円)で落札され、この日のトップロットとなった。

実業家の故スタン・ウェスト氏の80年以上にわたる24台の自動車からなる「ベスト・オブ・ブリティッシュ」コレクションは、すべての車両が落札されるという最高の結果となった。コレクションをリードしたのは1955年製ベントレー Rタイプ コンチネンタルスポーツサルーンで、64万2200ポンド(約9728万円)で落札、この日2番目に高いロットとなった。その直後には、もう一台のベントレーである1931年製4/8リッター2シーターが、販売前のエスティメイトを大幅に上回る60万3000ポンド(約9137万円)を達成した。

話題をさらったもう一つのロットは、ワンオーナーの1971年製イソ グリフォ 7.4リッターシリーズIIクーペで、落札推定価格である25万ポンド(約3788万円)を大幅に上回る34万5000ポンド(約5227万円)で落札された。

ボナムス・モーターカーズ・UKの部門長であるティム・スコフィールドは、2年ぶりの開催となったグッドウッド・リバイバル・セールについて次のように述べている。
「XJ220のオークション世界記録を更新することができ、大変嬉しく思います。また、スタン・ウェストのコレクションの素晴らしい結果も非常に喜ばしいことです。スタンはボナムスの偉大な友人であり、最高級の英国車に対する彼の情熱と熱意を反映したこのコレクションの取り扱いを任されたことを誇りに思います」

また、パインウッドスタジオで撮影されたオリジナルの『ゴールドフィンガー』アストンマーティンDB5の1970年の英国のタックス・ディスク(道路税支払証明書)も出品された。ジェームズ・ボンドの新作映画『007/ノー・タイム・トゥー・ダイ』の公開が間近に迫っていることもあってか、グッドウッド・モーター・サーキットにあるボナムスのセールルームで販売前の予想価格の10倍以上となる2万5250ポンド(約379万円)という驚異的な価格で落札された。明らかに007フィーバーが巻き起こっているといえるだろう。