先日の英国車のイベントは生憎の天候だったが、その翌日は快晴。気温はそれほど上がらないが気持ちのいい日曜日。そんな日曜日にパリ周辺の旧車たちがヴァンセンヌ城に集まった。ヴァンセンヌ旧車クラブの定例ミーティングだ。本来ならその月の第1日曜日に行われるのだが今月はその日にパリ・マラソンがあったため第2週目の日曜日となったのだ。

【画像】ヴァンセンヌ城を彩る旧車たち(写真28点)

快晴のもとに車たちもいつも以上に集まり、ギャラリーも賑わった。マスクの着用義務もなくなり、コロナ禍前の見慣れた光景と戻ったようだ。気温は上がらないものの差し込む日差しは春の暖かさもありピカピカに磨かれた旧車たちをさらに輝かせる。天気が良ければ車以上にバイクも集まってくる。旧車のバイクの代表格である英国者はもちろんのこと、日本車は根強い人気だ。一体どこでレストアしたのだろう。美しい仕上がりのH2が参加。その横にはCBXの6気筒が2台並ぶ。フランスは6気筒が人気である。

前日のモンレリサーキットでの英国車の集いでも見かけた車両もたくさん参加していた。週末を旧車たちはイベントで満喫している様子だ。モンレリではオースチンの70周年を記念するイベントがあったが、こちらではMGの60周年をアピールする。

翌週には今度こそとパリ横断を控えている。1月はコロナで、3月は大気汚染で中止となったパリ横断。3度目の正直というところで来週開催される予定だ。日程が決定した知らせではパリ市、警察庁から許可が降りた旨を強調していた。今週からは気温も上がってくるようで春の気持ちのいい気候の中パリ横断が無事開催されることを祈るばかりだ。

が、今回のそのパリ横断をお伝えすることができない。なぜかって?実は日本に一時帰国することになったのだ。4月19日から5月1日の2週間東京で僕の個展が開かれるからだ。マリー・アントワネットをテーマにヴェルサイユ宮殿を貸し切って撮影された作品を版画の技術をいつかって自らプリントした作品を展示します。ご興味にある方はぜひ足をお運びください。

コロナになっての日本行きは何度か経験してきた。飛行機はほぼ貸切状態、空港も誰もいないなんていう状況も経験した。しかし今回は各国でコロナによる入国制限が緩和されたこともあり空港は以前のようにごった返し、出国手続きで並んだ列は1時間待ち。手荷物検査も待たされる。フライトに間に合わないと焦る乗客がそこかしこで係員と喧嘩をしている。搭乗に間に合わなかった乗客を待つために飛行機も1時間遅れての出発。パリから日本へ向かう航路は、現在はロシア上空を飛べない。黒海を廻って中国を通る南回りのコースで飛行するため、通常よりも2時間ちょっと余計に飛行する。それでも飛行機は満席だ。コロナが落ち着いたかと思えば、戦争、大気汚染と目まぐるしく状況の変わる真っ只中にいるのだと肌で感じつつ、日本に向かう機内でこの記事を書いているのだ。