手頃な価格で購入できる、ファントゥドライブな車をお探しの方へ。オクタンUK版がチョイスした、賢い選択肢をいくつかご紹介しよう。
※価格はイギリスでの相場となります。

【画像】お手頃価格で、走りも楽しめる車(写真5点)

ホンダ S2000(メイン写真)
ホンダ S2000は、4気筒が6気筒と同じくらいドラマチックでエキサイティングなものであることを証明してくれる車だ。発売当初は、その車体バランスの読みにくさなどから、やや冷遇されていたS2000だが、年月を重ねるごとにその評価は高まっている。

S2000はホンダの創立50周年を記念して作られたモデルで、あらゆる面で最高のものを備えている。後輪駆動の新型プラットフォームと、2シーターの可愛らしいロードスターボディの下に、新型の2.0リッター4気筒「F20C」VTECエンジンが搭載されているのだ。英国仕様のエンジンは237bhp/8300rpmという驚異的な出力を発揮したが、より高圧縮のエンジンを搭載したモデルもあった。日本モデルはリッターあたり124bhpという、当時の量産ロードカーでは世界最高の比推力を誇っていた。

S2000の中でも、特に後期モデルの「AP2」は、すでにエンスージアストの間で垂涎の的となっている。最も人気のある車の価格は20,000ポンド(約330万円)を優に超えるが、10,000ポンド(約165万円)から15,000ポンド(約250万円)で程度のいい車が手に入り、少し程度の悪い初期の車は5,000ポンド(約80万円)前後からとなっている。エンジンは丈夫で、手入れをすればまだまだ現役で乗り続けられるが、腐食や事故によるダメージには注意が必要だ。

BMW Z4M/3.0si
BMWのMシリーズとしては、Z4Mはいつも目立たない存在で、S54エンジンを搭載したE46 M3よりもかなりレアな存在である。Z4MはZ3Mよりも本格的なパフォーマンス・カーであり、クーペではM3よりも軽く、速く、サーキットを走ることができた。しかし一般道で運転すると、信じられないほど硬いシャシー・セットアップで、やや手に負えない感じがする(クーペ・バージョンではなおさら)。

コンバーチブルは約12,000ポンド(約200万円)から、クーペはソフトトップより多く、良いものは15,000ポンド(約250万円)以上の価格がついている。Z4Mでは少しハードコアすぎると感じる人は、標準の3.0siを試して頂きたい。OctaneUK版副編集長のマーク・ディクソンは、Z4Mに6カ月間毎日乗ってみた結果、3.0siの方がいいと思ったそうだ。10,000ポンド(約165万円)以下の価格帯では、より多くの選択肢から選ぶことができる。

ロータス エリーゼ S2
エリーゼは紹介するまでもなく、純粋なドライバーズカーとして、他の車を圧倒的に凌駕している。とはいえ、エリーゼ1台と暮らすのは少し非現実的かもしれない。主な欠点のひとつには、小さなドアに押し込まれるということがある。

掘り出し物はあまりないが、中古のKシリーズS2が約13,000ポンド(約215万円)から、後のトヨタエンジン車は17,000ポンド(約280万円)からとなっている。よりパワフルなタイプは20,000ポンド(約330万円)に近く、価値はコンディションによって大きく左右される。

機械的な強度はかなり高いが、ペイントのふくれやフロント・サスペンション・マウントの電解腐食など、ボディワーク特有の問題に注意する必要がある。エリーゼに関連性の高いボクスホール VX220も、比較する価値はあるだろう。

アウディTTスポーツ/V6
TTを所有する際、見た目を重要視する人が多いが、少し手を加えることでシャシーも大幅に改善する。生産終了間際には、TTスポーツの大幅な改良モデルが発表された。通常の1.8リッターTTクワトロよりも軽く、シャープでわずかにパワフルな237bhpのSportは、ドライバーのスリルを味わえるMk1シリーズの中で最高のモデルだった―数値上は3.2 V6モデルの方が速いとされていたのだが。

英国にはわずか1000台しか導入されなかったこの車は需要が高く、価格は8,000ポンド(約130万円)を超えると予想される。その金額であれば、Mk2 TTSを選ぶこともできる。見た目はそれほど特別ではなく、希少価値も低いのだが、とにかく全体的に速いのだ。

日産350Z
日産が350Zで採用した現実的なアプローチは、私たちの好みのものだ。車がデジタル化されつつある時代に登場したこの筋肉質なクーペからは、非常にオールドスクールな印象を受ける。

美しいエクステリアとインテリアのスタイリングは、クラシックなZモデルに敬意を表しており、自然吸気の276bhp 3.5リッターV6、マニュアルギアボックス、リア駆動のシャシーが、そのスポーツ性を裏付けている。初期の最も荒削りな車は3,000ポンド(約50万円)以下で手に入るが、後期のHR車は5,000〜7,000ポンド(約80万〜115円)から探し始めることになるだろう。ハイレスポンスバージョンは309bhpとパワフルなだけでなく、信頼性も高くなっている。もう少し予算を伸ばせば、後期の370Zを選ぶこともできる。

この車種は、それほど美しい車であるとはいえないかもしれないが、よりスポーティなドライビングを楽しむことができる。

マツダMX-5(ロードスター)
たいていのロードスターが何千マイルも走りを楽しませてくれ、その過程でトラブルが起こることはほとんどない。naやnbは乗るのに修理が必要な個体も多いが、ncは程度が良いものでもわずか3,500ポンド(約60万円)から手に入れることができる。15,000ポンド(約250万円)の予算があれば、後期型やBBRターボキットを装着した車など、ワクワクする個体にも手が届くだろう。

トヨタMR2 Mk3(MR-S)
小型、軽量、ミドエンジン。MR-Sは、一度は試してみたい1台だ。運転するまでは、MR-Sのフィーリングは予想できない。回転数が高く、1.6リッターエンジンは小さいながらも素晴らしいもので、シャシーも心底楽しいものだ。何より素晴らしいのは、わずか2,500ポンド(約40万円)から手に入れることができ、5,000ポンド(約80万円)も出せば最高の1台が手に入るということだ。

ルノー クリオ 200 カップ
この小さなホットハッチは、スリルと実用性を両立したい人にはぴったりかもしれない。ルノースポーツの車は、乗ってみるとしっかりした車のように感じられるので、試乗してみないと分からないことは多い。クリオは程度がいいものだと5,000ポンド(約80万円)から手に入る。


Words: Matthew Hayward まとめ:オクタン日本版編集部