5月の自転車月間を前に、事故の傾向と対策について考えます。中には、自転車側の交通違反が原因で事故につながるケースもあり、警察が指導取り締まりを強化しています。

自転車で走行中、後ろから軽ワゴン車に衝突され、河川敷に転落した事故。自転車で走行中にダンプカーにはねられた事故です。

岡山県警によりますと、県内では2022年に入り、自転車に乗っていて交通事故にあった人のうち、7人が死亡していて、2021年の同じ時期より増えています。

(岸下恵介アナウンサー)
「近年、全国で交通事故件数は減少傾向にありますが、こちらは警察庁が出した自転車関連事故件数の推移です。2020年から2021年にかけて増加していて6万9694件、これが全ての交通事故に占める割合に関して言うと、近年、増加傾向にあることが分かります」

(岡山県警交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「自転車側に責任がある交通違反があって、交通事故の引き金になるケースも多く見られる」

取材中にも多くの自転車の交通違反が見られました。

(岸下恵介アナウンサー)
「赤信号に変わったんですが、平然と渡っていきました」
「今、信号を無視して渡っていきました。しかも傘さし運転で非常に危ないです」

2021年、県内で自転車が第一当事者の人身事故は176件で、一時不停止や信号無視などの法令違反が事故につながっていたということです。

警察庁は2022年1月、良好な自転車秩序の実現のため、各都道府県警に指導取り締まりを強化することなどを通達しました。

これを受け岡山県警は、自転車のマナーアップのモデルとなる地区や路線を7地区17路線選定し、ホームページ上で公開。それらの場所を中心に自転車の法令違反の指導取り締まりを強化しています。

(取り締まりの様子)
「なんで止められたか分かりますか?傘さし運転は非常に危ないから、事故になってもいけない」
「イヤホンは非常に危ない。違反になるから。自転車に乗る時イヤホンしていたら、周りの音も聞こえなくなって、人の気配・車が来ているのも感じることができないと思うから、非常に危ないから違反ということで 警告させてもらいます」

(岡山県警交通企画課 河本貴文交通事故分析官)
「自転車の交通違反特に一時不停止や信号無視など、事故につながりやすい悪質・危険な交通違反を中心に、指導取り締まりを強化している。慣れた道でも安全確認を確実に行うなど、気を付けて安全に自転車を利用してほしい」

県警によりますと、5月は、中学1年生と高校1年生が自転車に乗っていて事故に遭うケースが急増するということです。