備えの基本を押さえて防災力アップを目指す備えのツボです。多くの豪雨災害の原因となっている線状降水帯。その予測情報の提供が始まります。

(防災士 新田俊介記者)
「広島の豪雨災害に、九州北部豪雨、そして4年前の西日本豪雨。これらの災害に共通しているのが、線状降水帯の発生です」

■「命脅かす線状降水帯」

線状降水帯は、次々と発生した積乱雲が数時間にわたって同じ場所にかかり続けることで、集中的に雨を降らせます。

5年前の九州北部豪雨では、福岡県朝倉市で3時間に261ミリ、10分単位では最大で28.5ミリの雨が降りました。

これとほぼ同じ強さの雨を再現した映像があります。

(10分に約30ミリの雨体験)
「自分の声も聞こえないぐらいの雨です」

■「被害軽減へ新情報」

気象庁は、この線状降水帯について、発生の予測情報を6月1日から提供します。

新しい情報では、線状降水帯が発生する可能性を半日前から示し、大雨への警戒や早めの避難を呼びかけます。

「中国地方」、「四国地方」といった地方単位で発表され、気象庁のホームページでは、「気象情報」の欄に示されます。

そこで押さえてほしい備えのツボはこちら。線状降水帯による大雨は命の危険に直結します。予測情報は避難のシグナル。発表されたら自分がいる場所のリスクを再確認し、空振りを恐れず避難を検討しましょう。