老いや認知症をテーマに演劇をする岡山の劇団、「OiBokkeShi」の認知症の患者や障害がある人などが出演する新作が、7月17日、岡山県奈義町で上演されました。

(演劇シーン)
「エキストラの宴!」

演劇の舞台は、とある町の民宿。町に映画撮影の下見にやってきた監督とエキストラ出演する町の人たちが繰り広げる物語です。

タイトルは、「エキストラの宴」。96歳の看板俳優とともに舞台に立つのは、認知症の患者や介護する人、障害のある若者などで、ほとんどが、演劇経験はありません。

岡山県奈義町で、劇団が主催するワークショップに参加し、稽古を続けてきました。

脚本には、それぞれの人生経験を取り入れたり、病気や障害でセリフが覚えられなくても、問いかけに応えるだけでストーリーが進むように工夫されています。

(演劇の様子)
「物語はとっくに始まっていたんです。そのままでいい。あなたも、あなたも、楽しんで演じましょう!」

(観客)
「うまいサポートがあれば、どんな人でも輝ける」
「手を取り合って進む共生社会、これから私たちが頑張って作っていかなければ」

(劇団OiBokkeShi主宰 菅原直樹さん)
「それぞれの力を発揮してくれて、奇跡のような公演があった。障害あるなしにかかわらず、楽しい(演劇を)したいという感情が、皆さんにも伝わった」

劇団では、こうした演劇を通して、町全体で共生社会を実現していきたいとしています。