日本の外交の最前線で活躍した前国家安全保障参与の宮川眞喜雄さんが、28日、岡山市でウクライナ情勢について講演しました。今、日本に必要なこととは。宮川さんに聞きました。

駐マレーシア特命全権大使や内閣府国家安全保障参与などを歴任した元外交官の宮川眞喜雄さん。岡山の政財界のトップ約60人を前にウクライナ情勢について語り、日本も新たな時代に備える時期が来ていると訴えました。

(宮川眞喜雄さん)
「それぞれが自分の国益を追求する時代、大きな対立の時代がまたきている」

■ウクライナ情勢の今後は

(宮川眞喜雄さん)
「今年のウクライナに侵攻した ロシアのこの事変が起こってから、やはり世界はもう元に戻れないかもしれない 。今度は米中の対立が基本的な軸になってくる。そうすると対立のメインシアターは、残念ながら私たちが住んでいる 東アジア西太平洋になってくる可能性がある。これに対する我々の備えをどうしたらいいのか、すでに考え始めなければならない時代がきている」

■日本はどう備えるべきか

(宮川眞喜雄さん)
「基本的に大事なことは経済の力を 国の力として作り上げていくこと。これからは対立する 2つの大きな国との間の関係の中で、ある程度国内に生産拠点を戻す努力を 意識的にしなければならない」