姫島村の姫島エコツーリズム推進協議会(寺下満会長)は今月、島の魅力を発信する写真集(B5判、24〜36ページ程度)の制作に着手した。クラウドファンディング(CF)で事業費120万円を調達し、村民有志の手で取材、編集する計画。「離島経済新聞」などを発行する東京都のNPO法人から支援を受け「姫島初の自己紹介ブック」(協議会)を目指す。
 題名は「姫島のふしぎ」。内容や発行部数は未定。離島経済新聞社の協力の下、村民有志が特別講座で写真撮影や原稿執筆を学んだ後、現場で取材する。編集、プロの監修を経て12月ごろに完成させたい考え。市販を予定している。
 姫島エコツーリズム推進協議会は、2015年から村内で電気自動車のレンタル事業を営み、観光情報の発信強化は課題だった。今春から同社との交流を深めて相談する中で、新たな情報媒体づくりと大手CFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイア)」での資金調達を提案された。
 離島経済新聞社によると、相談当時、同社はキャンプファイアと連携して離島に特化したCFの新サービスを準備中で、姫島はその第1弾に組み込まれた。
 協議会は「島の魅力を外に伝える資料として村民に手に取ってもらえる内容にしたい」、新聞社の鯨本(いさもと)あつこ統括編集長=日田市出身=は「新たな情報媒体づくりは参加者自身が地元を見つめ直すことにもつながる」と話している。
 CFは1日から始まっており、受け付けは9月29日まで。寄付はキャンプファイア(https://camp―fire.jp/projects/view/37578)で。 

<メモ>
 クラウドファンディングはインターネットを通して不特定多数から資金を集める仕組み。製品開発や事業展開などの計画を公開し、設定期間内に目標額の達成を目指す。キャンプファイアはサイト運営会社の一つで、別府市の「湯〜園地(ゆーえんち)」計画でも利用された。