【東京支社】江戸期に誕生した木目込み人形「真多呂(またろ)人形」の作家で指導者の鈴木真寿寛さん(78)=本名・寛子、大分市城東町=が18日、東京都台東区の真多呂人形会館で、駐日各国大使館の職員や家族に人形の作り方を教えた。
 一般社団法人「国際交流サービス協会」(東京)の国際交流事業で、同人形の制作は初めて。東南アジアや欧州など9カ国から15人が参加した。
 鈴木さんは通訳を交え、人形の母体「桐塑(とうそ)」に布を埋め込んでいく手順を丁寧に説明。参加者は手ほどきを受けながら、約3時間かけて立派な人形を作り上げた。シリア・アラブ共和国大使館代理大使のワリフ・ハラビさんは「ゆっくりと、丁寧に美しい作品を仕上げていく作業はとても日本的で勉強になった。すてきな人形をたくさんの人に見せたい」と笑顔。
 鈴木さんは「2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、より多くの外国人に日本の文化を伝えていきたい」と話した。