夏休みの帰省ラッシュが11日、ピークを迎えた。大分に到着するJRや飛行機、フェリーは午前中から、盆時期を古里で過ごす帰省客らで混雑した。ラッシュは12日も続く見通し。
 大分市のJR大分駅には、大きなスーツケースや土産を持った利用客が次々と降り立った。大阪市の建設業、林翔二郎さん(27)は、妻の沙織さん(26)の実家がある大分市に親子3人で里帰り。「大阪からの新幹線はかなり混み、立っている乗客も多かった。大分では親戚らとゆっくり過ごします」と話した。
 千葉市の中学校教員菅整(おさむ)さん(32)は飛行機、バス、列車を乗り継いで、佐伯市海崎の実家に向かっていた。「午前5時ごろに千葉を出発した。盆と正月は必ず帰る。最近、生まれたおいに会えるのが楽しみです」と笑顔を見せた。
 JR九州によると、この日の日豊線下りの特急は指定席が予約でほぼ満席。乗車率が110%になる列車もあった。大分空港(国東市)の国内線到着ロビーも、大きなトランクやベビーカーを手にした家族連れの姿が目立った。祖父母らが出迎え、「おかえり」「ただいま」と再会を喜んだ。
 別府市の無職阿部幹男さん(70)は堺市から帰省する長男一家の到着を待った。2歳の孫娘を見つけて抱き上げ、「会うたびに大きくなる。家がにぎやかになる」とうれしそう。長男夫婦は「いとこのお姉ちゃんたちに会わせたり、温泉デビューさせるのが楽しみ」。
 小学5年の孫娘らを迎えに来た宇佐市の女性は「中学生になれば部活もあるので帰省してくれるのも今年が最後かな。地元の岳切渓谷やスペースワールド(北九州市)などに行く予定です」と話した。
 各交通機関のUターンラッシュは14日から始まり、20日ごろまで続くとみられる。