夏休みの小学生を対象にした裁判所見学ツアーが8日、大分市の大分地裁で開かれた。親子連れ約160人が参加し、模擬裁判や質問コーナーで裁判所の役割を学んだ。
 模擬裁判は参加者の中から抽選で裁判官や裁判員、検察官、弁護人、被告、証人の役を決定。「書店のレジから図書カードを盗んだ男が、物音に気付いた店主を蹴って逃げた」という事件を想定して審理をした。
 裁判官役と裁判員役の児童は、評議で「図書カードはありふれた種類で、被告が持っていたカードが盗まれた物かは分からない」「被告の話は信用できない。もっと調べるべきだ」などと議論。判決で無罪を言い渡した。
 被告役を務めた大分市千歳の石川智規君(11)=明野北小5年=は「ちょっとドキドキして心配した。被告の気持ちが少し分かった」と話した。