今年で最後となる「第10回フラフェスティバルin日田」(大分合同新聞社後援)が5、6の両日、日田市高瀬のサッポロビール九州日田工場であった。義援金の寄付など被災地支援に取り組んできたつながりで宮城、熊本両県のチームも駆け付け、福岡・大分豪雨で被災した日田市にエールを送った。

 フラフェスティバルは夏の恒例行事として定着していたが、天候に左右される野外行事であることなどを理由に今回で幕を閉じることになった。初日は芝生の庭園をステージに県内外の約20チームが出演。夕焼けを背景にフラガールたちが現代風にアレンジしたフラや古典的踊り、リズミカルなタヒチアンを繰り広げ、南国情緒を演出した。最終日は屋内で開き、10チームが登場した。
 フラを通じた「助け合い」の輪は今回、豪雨の被災者にも笑顔を届けた。地震からの復興道半ばである熊本や大阪のチームから義援金が寄せられた。チケット売り上げの一部と合わせ、豪雨で被災したフラ関係者の支援に充てる。
 初日は台風接近中にもかかわらず、約千人の観客が詰め掛けた。実行委員会の荒川富士子代表は「皆さんから励まされたことをいつまでも忘れません。これからも日田を愛していただきたい」とあいさつした。
 市内の教室3団体・約100人は「上を向いて歩こう」の歌に合わせてフラを披露。荒川代表は、自宅が被災したため一緒にステージに立てなかった生徒のレイ(花の首飾りと髪飾り)を身に着けて踊った。「何があろうと立ち上がる力をフラがくれた。その祈りと誓いが届くように」。空を見上げ、最後まで笑顔を絶やさなかった。