【東京支社】文部科学大臣杯第13回小・中学校将棋団体戦(日本将棋連盟など主催)の決勝大会が8日、東京・大手町で開かれ、小学校の部で県代表の大分大付属小チーム(3人)が3年ぶり2度目の優勝を果たした。7月末に都内であった囲碁の小・中学校団体戦全国大会は大分市金池小が制しており、県勢の小学生チームが囲碁、将棋の2大会で「ダブル日本一」を達成した。
 大分大付属小のメンバーは▽市岡真悟(まさと)君(11)=5年▽麻生潤君(11)=同▽真悟君の弟・知悟(ちさと)君(8)=3年。3人は7月の西日本大会を勝ち上がり、8日は準決勝で埼玉県代表(川口市立戸塚東)を、決勝は北海道代表(札幌市立琴似)をいずれも2勝1敗で退け、出場64チームの頂点に立った。
 2局とも勝利した真悟君は、14年大会の優勝メンバーで昨年の小学生名人。「緊張せず普段通りに指せた」と貫禄を見せ、決勝で惜敗した麻生君は「昨年は準決勝で敗れて4位だった。優勝できてうれしい」。決勝で勝利した知悟君は「思い通り戦えた。85点」と会心の笑みだった。
 真悟君は昨年8月、プロ棋士になるため日本将棋連盟の「奨励会」に合格。今春退会となったが、再合格を目指して研さんを積んでいる。幼稚園時代、真悟君の家で将棋に出合った麻生君は「僕もプロを目指したい」。2人の先輩を追い掛ける知悟君は「来年もこの3人で日本一になりたい」と瞳を輝かせた。
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 3人は別府市の有田英樹さん(57)が主宰する将星会教室で腕を磨いた。「今年は日本一になることを確信していた」と有田さん。「麻生君は洞察力が鋭く、市岡真悟君は重みがあって安定感がある。知悟君は飛車角を自由に使うなど、それぞれ棋風が違う。この3人を負かす小学生はいないと思っていた」と偉業をたたえた。