12日午後3時半ごろ、別府市東山の遊園地「城島高原パーク」で木製ジェットコースター「ジュピター」の点検中に、作業員2人が試運転中のコースターにはねられ、約2メートル下の地面に転落した。点検業者の会社員大久保崇さん(44)=大分市中戸次=が全身を打ち、死亡した。同施設の社員亀井誠二さん(45)=別府市内=は重傷。入園者にけがはなかった。別府署は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて調べている。

 別府署などによると、2人は出発地点から約150メートルのコース上で、走ってきた無人のコースターにはねられた。城島高原パークによると、ジュピターはこの日、通常通り運行。盆の帰省客らでにぎわい、待ち時間が長くなったため、車両を1台から2台に増やそうと運行を続けながら、試運転も始めた。
 ジュピターは全長1・6キロを1周3分で走り、最大24人乗り。1992年から稼働している同施設の目玉のアトラクションで、新車両を含め、計3台を交代で運用していた。2人をはねたのは7月に導入した新車両だった。これまで事故は起きておらず、運転を当面休止する。
 同署は13日に実況見分し、事故の詳しい原因を調べる。大分労働基準監督署は労働安全衛生法違反の疑いもあるとみて、立ち入り調査する予定。
 同施設では98年、当時の城島後楽園ゆうえんちで遊具のゴンドラのワイヤが外れ、2人が重軽傷を負う事故が起きている。
 同施設は13日、通常通り営業する。