トライアスロンの「アイアンマン台湾」が台湾であり、県勢の橋本多喜男さん(70)=大分市トライアスロン連合会長=が70〜74歳の部で頂点に立った。来年10月にハワイであるアイアンマン世界選手権の出場権を得た。

 アイアンマンはスイム3・8キロ、バイク180キロ、ラン42・195キロの、トライアスロン競技の中でも最も過酷なレース。同距離を競う国内予選は近年行われておらず、橋本さんは「70歳の節目。持久力には自信がある。同世代の中では負ける気がしない」と同大会にエントリーした。
 迎えた1日の本番では日の出直後の午前6時5分に海を泳ぎ始め、陸に上がってからは自転車、マラソンで70歳の体に鞭を入れた。ゴールは日没間際の午後8時前。13時間54分7秒で完走、優勝した。6人が出場した同部の完走者は2人だけで、2位との差は約3時間あったという。
 橋本さんは「ランの25キロ地点で軽いぎっくり腰になった。ガードレールで腰を伸ばしたり、携帯した貼り薬で応急処置しながら何とか走りきった」と厳しかったレースを振り返り、世界最高峰の大会となる世界選手権に向け、「1年間かけてさらに体をつくっていきたい」と抱負。「鉄人」のあくなき挑戦は続く。