県内で7月に447人が熱中症の疑いで救急搬送され、県が集計を始めた2010年以降、月間の人数で最多だったことが8日、分かった。大分地方気象台は「中旬から下旬にかけて暑い日が多かった」と分析。8月も猛暑が続いており、県は熱中症対策を呼び掛けている。
 7月の県内は福岡・大分豪雨などで上旬は雨の日が多かったものの、中旬以降は高気圧に覆われた。16日間は最高気温が35度以上の猛暑日となり、20日の梅雨明け以降は厳しさを増した。
 県によると、搬送者が最も多かったのは30日の25人。県内4観測所で猛暑日を記録し、日田市でこの日の全国最高となる38・3度を観測した。
 全搬送者のほぼ6割に当たる268人が65歳以上の高齢者だった。県内全域で真夏日となった3日には、大分市内で80代女性が亡くなった。3週間以上の入院を要する重症者は計17人に上った。
 これまで月間の人数が最も多かったのは13年7月の359人だった。この年は記録的な猛暑で、日田で8月20日に県内史上最高の39・4度を観測。6〜9月に計759人が搬送され、4人が亡くなった。
 気象台の予報では、これから9月初旬にかけても例年より暑い日が多い見通し。県は▽小まめな水分・塩分補給▽適切な冷房の使用▽涼しい服装―などの対策を求めている。