延長戦にもつれた接戦を制した中津南。勝利をたぐり寄せたのは佐野悠太主将(3年)の思い切った一振りだった。
 延長十回表に勝ち越しを許し、迎えた中津南の裏の攻撃。先頭の浦野拓海(2年)が安打出塁し、佐野主将が打席に。
 1点が欲しい場面。相手も警戒する中、バスターを仕掛けた。打球は外野の頭上を越え、好スタートを切った浦野が一気に生還。直後に相手バッテリー間ミスでサヨナラの本塁を踏み、夏の1勝を挙げた。
 「相手の意表を突く練習を何度も重ねていた。よく打った」と佐藤俊彦監督。殊勲の佐野は「次はもっと楽な展開に持ち込む」と笑顔だった。

「悔いはない」 胸張る翔青
 翔青は延長までもつれた接戦で惜しくも敗れた。
 吉良耕一監督は「もう一押しが足りなかった。選手はよく頑張ってくれた」とねぎらった。
 三回に2点を先制。だが直後に1点を失い、八回に追い付かれた。延長十回は塩出健介(2年)の適時打で先に1点を奪って優位に立ったが、相手の反撃をしのぎきれなかった。
 永野真太郎主将(3年)は「全部出し切ったので悔いはない。1、2年生はこの敗戦を忘れず、勝ちきれるチームをつくってほしい」と話した。

 ▽2回戦
翔青  002 000 0001|3
中津南 001 000 0102x|4(延長10回)

 【評】中津南が延長十回逆転サヨナラ勝ちで翔青との熱戦を制した。
 1点を追う中津南は十回裏、先頭の浦野が安打出塁し、続く佐野が左中間を破る三塁打で同点に追い付いた。
 なおも無死三塁の場面で、相手バッテリー間にミスがあり、三走佐野が生還し、勝負を決めた。
 翔青は十回、塩出の適時打で勝ち越したが、踏ん張りきれなかった。