2016年夏の全国高校野球大分大会では、大分高校が出場45チームの頂点に立った。大分合同新聞に掲載された全試合のイニングスコアとテーブルを分析し、勝利の鍵がどこに眠っているのかを解き明かしていく。テーブルには各チームの打数、安打、三振、四死球、犠打、盗塁、失策、残塁、併殺打の数が記録されている。
 (注)この連載では、データの小数を四捨五入している。

 負けたら終わりのトーナメント形式は、どんなトーナメント表でも「試合数=出場チーム数−1」となる。優勝チーム以外の全チームが1度だけ負けることになるからだ。よって試合数は44。そのうちコールドゲームは13試合、延長は2試合だった。
 全試合の累計得点は373点で、1試合平均約8.5点。コールドや延長を調整した9イニングあたりでは1試合平均9.2点、1チームでは4.6点となる。
 大会通算打率は2割5分2厘、1試合平均のチーム安打数は7.6、四死球4.9、失策1.3だった。安打と四死球の合計は12.4。失策も加味すれば1試合で13人程度の出塁が期待できる。一方、残塁は1試合平均7.6。相手のチャンスを簡単に得点させない、守備側の粘り強さが見えてくる。
 次回は「先攻と後攻」が勝敗に与える影響を分析する。