【甲子園臨時支局】県代表の明豊ナインは9日、13日の坂井(福井)との初戦(第4試合)に向けて調整を続けた。午前中は全員で甲子園球場に出向き、1回戦の作新学院(栃木)対盛岡大付(岩手)戦を観戦し、夏の雰囲気を味わった。また両校の守備時の動きなどを参考にしながら、風や打球の見え方などを確認した。
 午後からは大阪府豊中市の豊中ローズ球場で練習に励んだ。試合勘を戻すため、サイン付きのシート打撃を実施。それぞれが4打席入り、得点圏での右打ち、バスター、エンドランなど、状況に応じたチームの約束事をしっかりと確認した。
 長期間の慣れない宿舎生活はもちろん、連日の移動で選手はやや疲れ気味のようだが、吉村建人(3年)は「しっかりと体のケアをして士気を保ちたい」と話していた。

「つなぐ5番」 佐藤に期待 
 走攻守の三拍子そろった佐藤祐貴(3年)がチームを活気づける。初戦に向け、「与えられた役目をきっちり果たすことに全力を注ぎたい」と燃えている。
 右翼手としての堅守も光るが、期待されるのは5番打者としての役目だ。強力打線のクリーンアップの一角で「前2人(3、4番)が大きいのを打つからプレッシャーもある」という。だがしっかりと打線をつなぎ、好機を広げる。
 大分大会の準決勝がいい例だ。初回と六回に3、4番が2者連続本塁打を放った直後の打席でいずれも安打出塁を果たし、自慢の足で盗塁を決め、追加点につなげた。
 実直な性格で仲間からの信頼も厚い。「指導陣の前で感情を表に出さないが、気配りや目配りもできてチームに欠かせない存在」と赤峰淳部長。
 佐藤は「明豊の持ち味はチームプレー。甲子園では内野が捕れない強い打球を放ち、後ろにつなぎたい」と話していた。