圧倒的な強さを見せつけた。カヌースプリント200メートルカナディアンフォア決勝で高田勢が頂点に輝いた。500メートルは準優勝。「絶対に優勝する」。悔しさを力に変えて臨んだ最後のレースでトップフィニッシュを決めると、満面の笑みと歓喜に包まれた。
 米光陸(1年)と熊井雄弥(同)は直前にカナディアンペアで5位入賞。優勝ができず、2人は「自分たちの悔しさもぶつけた。必ず勝って終わりたかった」。岩永紘明、田中智貴(いずれも2年)とともにフォアの決勝に全てを懸けた。
 立ち上がりから息の合ったペースでグイグイと艇を進めた。「中盤は落ち着いて水をつかめと監督に言われていた」と米光。助言が奏功し、100メートルを過ぎても勢いを落とすことなく、前へ前へと力強くパドルをこぎ続けた。終盤は完全に抜け出し、後続に1秒以上の差をつけた41秒380で栄冠を手にした。
 6月の全九州大会(500メートル)は3位。「こちらが求めることをよく聞いてくれ、練習の成果を出してくれた」(高木宏通監督)の言葉通り、地道に培った力を発揮し、全国の舞台で最高の結果に結び付けた。
 田中は「こぎが乱れても修正できた」と振り返り、岩永は「強い気持ちのおかげで勝てた」と胸を張った。1、2年生ばかり。今後の成長にも期待がかかる。熊井は「来年は200メートル、500メートルともに優勝できるようにしたい」と力を込めた。

(◇カ ヌ ー)
 (山形県月山湖カヌースプリント競技場)
 【男子】
 ▽スプリント・カヤックペア(200メートル)準決勝
 「1組」(1)高田(桑原、小田原)38秒466=決勝進出
 ▽同決勝 (4)高田(桑原、小田原)39秒728
 ▽スプリント・カナディアンシングル(200メートル)決勝 (3)岩男凌(高田)49秒216
 ▽スプリント・カナディアンペア(200メートル)準決勝
 「3組」(2)高田(米光、熊井)46秒744=決勝進出
 ▽同決勝 (5)高田(米光、熊井)46秒855
 ▽スプリント・カナディアンフォア(200メートル)決勝 (1)高田(米光、熊井、岩永、田中)41秒380
 【女子】
 ▽スプリント・カヤックシングル(200メートル)決勝 (7)綿貫由希(大分舞鶴)51秒276
 ▽スプリント・カヤックペア(200メートル)準決勝
 「3組」(4)大分舞鶴(綿貫、甲斐)49秒094=落選