【沖縄】沖縄こどもの国は10日、国指定天然記念物で絶滅危惧種のリュウキュウヤマガメの繁殖があったと発表した。7月23〜27日の間に3個体がふ化。そのうち、えさを食べている様子が確認された幼体(甲長35ミリ、体重7・9グラム)が報道陣に公開された。こどもの国での繁殖は5年ぶり。一般公開は未定。 リュウキュウヤマガメは本島北部や渡嘉敷、久米島にだけに生息する。甲羅の周囲のギザギザした形や甲羅にキールと呼ばれる盛り上がりが3本あることなどが特徴。詳しい生態は分かっていないという。 5月7日から8月1日までに36個の卵を回収。うち有精卵が16個あり、今後もふ化が期待できるという。公開された幼体は、ミミズやワラジムシなどを食べており、朝や夕方など涼しい時間帯に動きが活発化する。 は虫類飼育担当で学芸員の藤根誠道さん(37)は「生態が分からないことが多く、今回のふ化によって成長の様子や繁殖の因果関係など生態を知る手掛かりになる」と意義を話す。北部などで車にひかれることも少なくないといい「リュウキュウヤマガメの存在を知ってもらい、運転には気をつけてほしい」と呼び掛けた。