沖縄県うるま市の天願桟橋に近い陸軍貯油施設「金武湾タンクファーム3」から10日、有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)・PFOA(ピーホア)を含む消火汚水が施設外に漏れ出た可能性があることが11日、分かった。11日夕に米側から防衛省を通じ、県やうるま市に連絡があった。

 沖縄防衛局は米側からの情報として、「大雨の影響で、消火汚水が地上の防火用貯水からあふれ、付近の排水路からPFOS・PFOAを含む汚水が提供施設・区域外に流れたようだ」としている。

 流出したのは10日午後4時46分ごろ。

 米側によると、最大650ガロン(2400リットル=ドラム缶12本分)が流出した可能性があるという。

 防衛局は11日に米側から連絡を受け、県、うるま市、金武町、関係漁協に連絡し、現地へ職員を派遣。防衛局からは米側に安全管理の徹底、再発防止および速やかな通報の実施について申し入れた。

 政府関係者によると、同日夕方、在日米大使館から外務省に、「6月10日にPFOS・PFOAを含む汚水が提供施設・区域外に流れたようだ」と連絡があった。外務省は環境補足協定に基づく立ち入りを求めており、米側と調整している。連絡が遅れことについても、米側に遺憾の意を伝えた。