プラスチックカップを積み上げて崩すスピードを競う『スポーツスタッキング』。

見事なカップさばきを見せるのは久場雄真人さん、中学2年生です。

雄真人さんは先月シンガポールで開かれた世界選手権に沖縄初の日本代表として出場し、3つの種目すべてでメダルを獲得!

最も難易度の高い種目サイクルスタックでは6秒852の日本記録を樹立しました!

▽久場雄真人さん
「めっちゃ嬉しかったです。他の選手からハイタッチ求められたりした」

スポーツスタッキングは世界54ヵ国で親しまれていて、世代を問わず楽しめるのが最大の魅力。

ルールはシンプルですが1000分の1秒で勝負が決まります。

リポーターもスポーツスタッキングに初挑戦!

最も基本的な種目・3−3−3を、雄真人さんは3回くり返すというハンデをもらい勝負をすることに。

大きなハンデをもらった種目は勝利しましたが、そのほかの種目では完成させることもできず勝負にもなりません。

雄真人さんの高い技術力と競技の奥深さを実感しました。

多いときには1日に5時間も練習をするという雄真人さんが競技を始めたのは小学5年生の頃です。

「5年生の夏のコロナ禍の夏休みでYouTube見てたらカップを積んだ動画が出てきて面白そうで、色々調べてお母さんに頼んで(買ってもらって始めた)」

▽母・範子さん
「最初はそんなに私自身も興味がなくて。でも本人見てて一生懸命やってて頑張ってもらいたい」

雄真人さんはカードを使ったマジックにジャグリング、ルービックキューブ、さらにピアノも得意。

手先の器用さと1人黙々と取り組む集中力がスポーツスタッキングにも活きています。

一方でこんな悩みも。

「1人、2人です00友達が遊びとして軽くやったりするくらい」
Q競技者としてやっている人は?「いない。寂しい。増やしたい」

海外では授業にも活用されているというスポーツスタッキング。

沖縄での普及を目指し雄真人さんは地元の小学校やイベントでその楽しさを伝えています。

Q競技人口が増えたら嬉しいと思いますが、一方でライバルも増えてしまうと思うんですが大丈夫なんですか?
「大丈夫です自分がすぐ追い越すので。全種目日本記録にして6月のジャパンカップで全部優勝したい」

スポーツスタッキングの普及とさらなる高みを目指して。雄真人さんはきょうも練習に励みます。