新型コロナの影響を受けた旅行業を支援するを悪用し1000万円余りを不正受給したホテル経営者の男らに29日有罪判決が言い渡されました。

この裁判は3年前、那覇市でホテルを経営する下村岳人被告(37)と従業員の男(29)が共謀し、宿泊客の数を偽ってGoToトラベルの給付金を申請しあわせて1000万あまりを騙し取った詐欺などの罪に問われているものです。

29日の判決で那覇地裁の加藤貴裁判官は、新型コロナの影響で経済的に落ち込んだ事業者を救済する制度を悪用したことについて「実刑判決も視野に入る」とした上で、不正受給した全額を弁済していることを踏まえ下村被告に懲役3年執行猶予5年、従業員の男には懲役1年6ヵ月執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。