地元の強い懸念を押し切りアメリカ軍は14日、オスプレイの飛行を再開させました。十分な事故原因の説明がないままでの再開に県内で反発の声があがっています。

與古田遼記者:
「離陸したオスプレイが住宅地上空に向かっていきます」

普天間基地のオスプレイは午前9時頃から機体が何度も離陸しました。

大城茂昭カメラマン:
「那覇市の上空を騒音を響かせながらオスプレイが飛んでいます」

普天間基地に戻ったオスプレイが、滑走路上でホバリングする様子も確認されました。

オスプレイを巡っては、去年11月、鹿児島県の屋久島沖に墜落し、隊員8人が死亡。アメリカ軍は全世界で運用を停止していましたが、今月8日、事故の原因となった部品を特定したとして措置を解除すると発表しました。

これを受け沖縄防衛局は13日、県や地元自治体に対し、きょう以降、段階的に飛行を再開すると説明しましたが、この中ではアメリカの国内法上、詳細は明らかに出来ないとして具体的な事故原因が示されませんでした。

名護市渡具知市長:
「事故の詳細を説明できない時点で飛行再開について理解しかねる」
嘉手納町當山町長:
「そういった状況では納得できる状態ではありません」
宜野湾市松川市長:
「市民県民が非常に不安をお持ちだと思います、あれだけ大きな事故が発生しているわけです」

こうした地元の強い懸念を押し切きる形で14日、オスプレイの飛行が再開されました。

これについて玉城知事は、十分な説明がないままの飛行再開に「許しがたい」と憤りをあらわにしました。

玉城知事:
「誠意のない県に対する説明であり未回答な状況で飛行をさせたということについてあえて言葉を強く言えば許しがたいと」「沖縄はそれが許されると思っているとしたらそれは大間違いだと思います」

玉城知事はアメリカ軍と日米両政府に対し近く抗議する方針です。

また、宜野湾市の松川市長は「練度の高いパイロットが順次という事は聞いていたんだけどそれにしても早い」「市民県民の不安の払しょくが出来るような説明が早くいただけるといいんですが」と述べました。

一方、林官房長官は午前の会見で地元自治体からの反発について、「地元の方々の不安や懸念の払拭のため、引き続き、関係自治体の皆さまへの丁寧な説明に努めていきたい」と述べました。

與古田遼記者:
「午後2時過ぎです、オスプレイが普天間基地から離陸しました」
「午前中に続いて午後に入ってからも飛行が行われています」

普天間基地では午後4時までにオスプレイの離陸が11回確認されました。