京都・今宮神社のお祭り

京都市北区の紫野の地にある今宮神社。平安京ができる以前から、この地には疫神を祀る社があったと言われています。そして神社近くに船岡山がありますが、一条天皇が994年にお神輿を2基安置して悪疫退散を祈った「紫野御霊会」が、今回ご紹介する「今宮祭」の起源と伝えられています!

今宮祭

今宮祭は、毎年5月に行われるお祭りです。市中を渡御する、あぐい神輿・鷹神輿・大宮神輿と言った3基のお神輿や、牛車や車太鼓などが並ぶ古式行列が知られています。今年は5月1日の神幸祭にはじまり、昨日15日に行われた還幸祭までの15日間開催されていました!

今宮祭今宮神社の楼門。お祭りの開催を知らせる札が掛けられている。

3年ぶりの大宮神輿

感染症対策の観点から、近年自粛されていたお神輿の渡御。今年は3基あるお神輿の中から、大宮神輿の渡御が行われました!還幸祭に密着しましたので、一部始終をご紹介していきます!

今宮祭

久しぶりのお神輿の渡御に、街の人々も喜びの雰囲気が出ていました!

今宮祭

3基の中でも最も大きい大宮神輿は、なんと1593年(文禄3年)の豊臣秀吉の寄進と伝わっています。見事な姿から、歴史を感じられますね!

今宮祭

屋根を見ると、豊臣家の家紋「五三の桐」が付いているのも見どころ!また官営で行われていた由来から、天皇家の「菊の御紋」が正面に付いています。

今宮祭

横から見ても立派な姿!八角系の屋根も特徴的ですが、これも京都では一割にも満たない珍しい形のものなのだそうですよ!

今宮祭

行列が京町家街を進む

お神輿の前には、古式行列が連なっています。中にはこんな白馬の姿も!

今宮祭

提灯が良い味を出していますね!

今宮祭

先頭には車太鼓がおり、太鼓を叩いてお神輿の到来を伝えていました!なお例年は牛車や八乙女、剣鉾なども並びますが、今年は参加せず縮小しての行列です。

今宮祭

大きな堀川通りも横断します。神職の方が、前でお祓いをして進みます。

今宮祭

こんな京町家とのコラボレーションも見られますよ!

今宮祭

今宮祭

御供所での儀式

広大な氏子範囲を進んだお神輿は、嘉楽中学校裏近くにある御供所へと到着し、16時から雅楽の生演奏と共に神事がはじまりました。

今宮祭

お祓いや、祝詞奏上などが進められていきます。

今宮祭

今宮祭

氏子の皆様も神事を見守ります。

今宮祭

玉串が捧げられました。

今宮祭

この神事を持って、還幸祭は終了となります!え、神社に宮入して終わりじゃないのと思うところですが、今宮祭の場合はこの神事がクライマックス。こちらでお神輿から神様は抜け、終了となるそうです。

ですが、神様がいなくともお神輿は還さなければなりません。ここからは夜の雰囲気で、松明に明かりが灯っての運行となります。その種火への神事も行われていました。

今宮祭

箱の中にある種火から、松明へ火が移されていきます。

今宮祭

松明が燃え上がりました!この火を伴って、お神輿は今宮神社へと還っていきます。

今宮祭

周辺情報・アクセス

今宮神社の御旅所です。初日の神幸祭ではこちらがお神輿の終着点となり、還幸祭までこちらで安置されることになります。

今宮祭

今宮神社の氏子範囲に含まれる西陣。西陣織の産地として有名ですが、織物について学んだり体験ができる西陣織会館の近くもお神輿が渡御しますよ!ぜひ合わせてお立ち寄りください。

今宮祭

今宮神社名物の一つが、こちらのあぶり餅!きなこをまぶしたお餅に白味噌だれが絡められた一品です。甘めのタレが上品で、柔らかいお餅との相性は抜群。すぐに一皿ペロッと食べてしまいますよ!神社の東側に2軒お店が並び、お土産の販売もされていますので、ぜひ食べてみてください!

今宮祭

店先では、実際にお餅を焼いている光景も見られ風情があります!

今宮祭

■今宮神社へのアクセス

【京都駅から】市バスに乗り、船岡山バス停下車。北へ徒歩6分。

【京都河原町駅から】市バスに乗り、今宮神社前バス停下車。目の前が神社。

■御旅所へのアクセス

【京都駅から】地下鉄烏丸線で鞍馬口駅まで11分。そこから西へ徒歩16分。

【京都河原町駅から】四条駅まで移動し、地下鉄烏丸線で鞍馬口駅まで8分。そこから西へ徒歩16分。