2022/7/31(日)、蒲郡まつり納涼花火大会がついに、予定通り「通常開催」されました。パチパチパチパチ。

蒲郡まつり納涼花火大会とは

蒲郡まつり納涼花火大会とは、愛知県蒲郡市の大イベント蒲郡まつりの2日目に行われる花火大会で、東海地方でも屈指の大玉がたくさん上がります。具体的に言えば尺玉は100発以上、三尺玉が3発となっています。三尺玉は存在自体がレアで、全国でもあまり多くはないのですがそれが3発。

また、打ち上げを担当する加藤煙火さんがプログラムごとに特徴のある打ち方をしてくれる面白い花火大会となっています。

いわゆるコロナ禍のため2020年は中止となり、有志「蒲郡応援団」による代替イベント「オール蒲郡花火」が催されました。オマツリジャパンでもその模様をお伝えしています。

みんなでやろまい!オール蒲郡花火!現地レポート

2021年は、当初秋開催を目指していましたが残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大ピークに重なってしまい、通常開催は中止。蒲郡まつりの名前はそのままに、2020年と同様の市内一斉打ち上げを行いました。

今年は三尺玉あり!蒲郡まつり花火大会!市内一斉花火

いやあ、待った待った!待った甲斐がありました!途中、加藤煙火さんの工場見学をしたり尺玉を作ったりもしました。

本物の打上花火の尺玉を作ってみた

あの尺玉もついに打ち上げ。では現地の模様です。

3年たって変わった?変わらない?

協賛・賛助エリア入り口協賛・賛助エリア入り口

いや、こんなのなかったですよね?はい、今年はコロナ対策の一環として、これまでもあった協賛エリア、賛助エリア(実質的な有料席)が大幅拡大されました。密を防ぐための措置というわけです。賛助エリアはマス席が100席(定員4名)、イス席を合わせると1000人分以上は売れたようです。

打ち上げ場所を望む竹島ふ頭の先端から、打ち上げ場所を眺める

写真の中央、海の反対側に見える岸壁にトラックが停まっているのが見えます。そうあそこがメインの打ち上げ場所です。ここは直線距離だと一番近いあたりになります。メイン会場から外れているのでアナウンスや音楽は聞こえにくく、ワイド打ちに対しても斜めですが、迫力はありそうですね。

三尺の筒灯台の向こうに三尺玉の打ち上げ台船

引き返そうとしたところで、むむっあれは・・・と目を凝らしてみるとやっぱり三尺玉の巨大な筒を乗せた台船がありました。お昼過ぎにはもう積み込みを済ませてスタンパイしているのですね。一気にこちらの血圧も上がります。って、熱中症には注意。今日は暑い。

市民会館入り口市民会館の入り口と看板

立て看板には、花火打ち上げ場所、協賛・賛助エリア、自由席などが色分けされてわかりやすくなっています。今年はなるべく観客も分散してほしいということで、水色に区分けされたところがチケットなしの推奨観覧エリアに指定されています。ここは市民会館の入り口ですが、こうした公共施設には常設のトイレと水道もあって、体力に自信のない人やお子さん連れにはなかなか過ごしやすいと思いましたね。また、地図で手前側にある竹島ベイパークは駐車場が併設されているので、あまり歩きたくない層にはおすすめでしょう。

自由観覧エリア自由観覧エリアの昼過ぎの場所取り状況

協賛・賛助エリアの拡大によって「割をくった」と思われるのがこの辺の自由観覧エリアです。あらかた占拠されているようですが、思ったより隙間が多くて平和そうです。これより容赦ない場所取り合戦の花火大会も多々あります。日よけのテントが並んでいてキャンプ場みたいになっているのがコミカルです。

炎天下でのマス席準備作業炎天下で開場時間に間に合わせるための作業

一方、賛助エリアでもマス席のセッティングが急ピッチで行われていました。蒲郡まつりは2日間なので前日は別のイベントがあったのかも?それでこの炎天下の作業になったのでしょうか。ご苦労様です。

賛助エリア賛助エリア全体の雰囲気

こちらが出来上がった賛助エリア、全体的に斜面となっているので前方がイス、後方がシートになっています。混乱もあったようですが、初回にはよくあることなので順次改善されるでしょう。あれ?来年ここってどうなるの?

埠頭の無料エリア埠頭の無料エリアの雰囲気

こちらは開始時刻が迫る19時頃の無料席の様子です。地面が火照っているせいもあると思いますが、熱気が高まっている気がします。一見するとメイン会場から遠いように感じますが、実はそうでもなく、三尺玉なんかむしろ近いんですよね。こちらに観客の分散を図るのは理にかなっているように思います。

いつもの夏、いつもの花火

さあ、いよいよ始まります。今年はオープニングに趣向を凝らして特大のスターマインで開幕です。

オープニング夕暮れの晴れた空に負けないキラキラした光量モリモリの花火

ここの花火大会はスターマインはもちろん単発花火にもスポンサー名(個人または会社)とメッセージがプログラムに印刷されています。オープニングのプログラムとともに記された熱いメッセージからこのスポンサーの方もかなりの花火好きであることが伺えました。

オープニングその2景気よく上がっているがフィナーレではなくオープニング

オープニングからワイド展開なうえに斜め打ちもバンバン使ってくるので写真がはみ出してしまいました。オイオイどんだけスポンサー頑張ったのよ!?拍手喝采、大喝采。ありがとうイトーさん!

しかし気になるのは煙。夏場の海風はありがちですが、今年はことさらに風向きと風速が悪い。この後なかなかひどい目にあいました。

フィナーレこちらがフィナーレ

話は一気にフィナーレに飛びます。う〜ん、火力があるだけに何も見えん。燃えカスは降ってくるわ煙で息苦しいわ、なんだかもうハチャメチャ。記録用に動画も撮影していたのですが、私の「何も見えんwwwなんも見えんがwww終わった・・・」という声が残っていました(笑)。

蒲郡名物花火

そうはいっても単発のコーナーでは多少煙も掃けて三尺玉も元気に打ちあがりました。

三尺玉三尺玉

花火にはいろいろな種類がありますが、人気があるのは大きく金色に垂れ下がる冠菊(カムロギク)というタイプで、これがまさにそう。アナウンスも「カ・ム・ロ・ギ・ク!覚えましたか?」とノリノリで案内しています。たまりませんなあ。巨大な花火はなかなか製造の難度が高いらしくて、いつもこんなにきれいに丸く開くわけでもないようですが、なぜか蒲郡では見事に開くことが多い。そういう意味でも蒲郡に来た人はラッキー。

三尺玉その2三尺玉、彩色千輪

カムロギクの超大玉も見事ですが、様々な色の小さな花火が一斉に開く彩色千輪という花火もありました。三尺玉が3発もある蒲郡ならではです。1発しかなかったらカムロギクをチョイスして終わりですからね。さあ「サ・イ・ショ・ク・セ・ン・リ・ン!覚えましたか?」

もうひとつ別の名物花火を紹介しましょう。

水上スターマイン近いは正義と言い放つプログラムの水上スターマイン

ふつうは上空で開く花火をあえて水上で爆発させ、結果として客席にとっても近い場所になるという演出です。花火の大きさと安全距離のバランスをみてちょうど迫力が出るサイズの花火が配置されていて、効果てきめん。またこの花火は花火師が小さなボートで導火線に着火して大急ぎで逃げるという、ミッションインポッシブル的な場面が見られます。ちょっと画質が悪いですが、動画がありますのでご査収ください。

あの尺玉、どうだった?

お待たせしました!以前、私が加藤煙火さんの工場にお邪魔して伴さん、横田さんに教えてもらいながら星を込めたあの尺玉も打ちあがりました。加藤煙火としてのクラウドファンディング御礼プログラムの、いいところで使っていただきました。ありがとうございます。それがこちら!

点滅2.0加藤煙火オリジナルの点滅2.0という花火

はい、この中央の玉なんですが、盛り立て役の玉を横田さんが(気を遣って)いっぱい上げてくれたので写真だとよくわからない(笑)。そういうわけで動画を用意しました。ご覧ください。

わたしの作った尺玉( ^ω^)・・・・?

どうですかね?思ったよりちゃんと丸く仕上がってますね?なんということでしょう、素晴らしい。いっぽう芯の部分は向かって右下のほうにすごく偏っています。加藤さんの見立てでは、これは星が偏っているのではなく着火が均一になっていないのでは、とのこと。なるほど、やっぱり素人が品質を保って製造するのは難しいですね。

しかし「あんなに適当に(笑)芯を作った割には丸くなっていて興味深い」とも加藤さんはコメントされていました。オッホンそりゃ私が作りましたからね。嘘ですごめんなさい、貴重な体験で一生の思い出になります。ありがとうございました。

クラウドファンディング花火クラウドファンディング花火のワンシーン

とまあこのような感じで2022年、第40回の蒲郡まつり納涼花火大会は事故なく無事に終了。紹介しきれなかったものも含めて今年も面白い花火が盛りだくさんでした。改めて、どうもありがとうございました。次回はもうちょっと煙の影響なく見たい(小声)。