日本のほぼ中心に位置する滋賀県には、県土の約6分の1を占める湖「琵琶湖」があります。琵琶湖とその周囲が織りなす風景は、四季折々の景観が一望できることから、観光地としても大人気。滋賀県が「湖国(ここく)」とも呼ばれているゆえんです。

そんな琵琶湖周辺では、毎年様々なお祭りが開催されています。中でも琵琶湖の西南岸一帯で京都府との境に広がる大津市には、「大津祭」、「山王(さんのう)祭」、「船幸(せんこう)祭」という盛大で華やかな祭りがあり、「大津三大祭り」と称されています。それぞれどんなお祭りか、詳しくご紹介していきましょう。

※お祭りは例年の内容を参考にご紹介しています。規模縮小で変更の場合もあるため、詳細や最新状況については主催者からの情報をご確認ください。

からくり人形を乗せた豪華な曳山は必見「大津祭」

 

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奈良時代に創建された天孫神社の祭礼である大津祭は、京都祇園祭の影響を受けながらも独自の形に発展したお祭りです。本祭が毎年スポーツの日の前日(日曜日)、宵宮は本祭の前日となり計2日間ですが、9月の中旬から囃子の稽古が始まるほか、山建てや曳き初めといった大がかりな準備や儀式が先駆けて行われます。

大津祭の始まりは定かではありませんが、祭礼に曳山が取り入れられたのは江戸時代初め、大津商人の塩屋治兵衛が狸のお面を被り踊ったことに端を発すると伝えられています。塩屋治兵衛が年老いた後、子どもたちが、狸が腹鼓を打つからくり人形を車に乗せて街中を曳いて歩いたことが、現在の形に引き継がれているのだとか。

大津祭の最大の見どころは、きらびやかな装飾を施した13基の曳山です。全て江戸時代に制作されたもので、お祭りの一週間前に各地で組み立てられ、本祭の翌日に解体されてしまいます。
この曳山それぞれに仕掛けられたからくりは、町内20数か所で披露されます。また、「コンチキチン」の祭囃子の音が秋の空気に心地よく響き、目でも耳でも風情を楽しめます。

 

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2022年の開催は?

2020年(令和2年)、2021年(令和3年)と新型コロナウイルスの影響で開催を見送っていました。しかし、2022年(令和4年)度は文化遺産を継承する責務として、規模を縮小し感染対策を徹底しながら、10月8日(土)に宵宮、10月9日(日)が開催されます。
詳細は大津祭曳山連盟公式サイトでご確認ください。

1200年の歴史を持つ勇壮なお祭り「山王祭」

 

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毎年、3月の第1日曜から4月15日までの約1か月半に渡って開催される日吉大社の山王祭は、天下泰平と五穀豊穣を祈願する一大祭典です。
比叡山の麓にある日吉大社は、2000年以上の由緒ある名社で全国各地に点在する日吉・日枝・山王神社の総本宮にあたります。
その歴史ある日吉大社で開催される山王祭は、延歴10年に桓武天皇が日吉社に2基の神輿を寄進されたことをきっかけに始まったとされており、1200年以上の歴史を誇ります。

お祭りの見どころは、例年4月12〜15日に開催される神事で、祭礼中、牛尾山山王七社の7基ある神輿が登場します。
大山咋神(おおやまくいのかみ)と妃神である鴨玉依姫神(かもたまよりひめのかみ)の結婚式の再現とされる「午の神事」は、暗闇の中を松明の火のみで神輿が降りるさまが大変勇壮で、担ぎ手が命をかけて神輿を担ぐ様子に魅了されます。

 

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また、甲冑を着た子どもたちが花を供える華やかな「花渡り式」や、御子神出産の儀式である「宵宮落とし神事」などさまざまな催し物が開催されます。

 

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2022年の開催は?

2022年(令和4年)度は、例年通りの日程で一部規模を縮小し開催されました。
祭りの詳細はこちらのページから、次回の開催など最新情報は日吉大社公式サイトなどで確認ください。

船団の明かりと花火が幻想的で美しい「船幸祭」

 

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例年8月17日に開催される、建部大社の例祭「船幸祭」は、水面に映える船団の明かりと花火が夏の夜を幻想的に彩る水上祭です。

日本武尊(やまとたけるのみこと)が船団を従え海路東征した故事に基づき、瀬田川を海路に見立てて船が渡御します。大神輿を載せた御座船を先頭に、船団は約4㎞下流の黒津浜へ。その後、古式にのっとって別宮の毛知比(もちひ)神社・新宮の新茂智(しんもち)神社から供物が献じられる流れです。

 

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お祭りのクライマックスには、かがり火や提灯で彩られた御座船が水面に映し出され、夜空には約1,000発の花火が上がります。大津の人々にとっては、夏の終わりを感じさせる大祭です。

 

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2022年の開催は?

2022年(令和4年)度は、例年通り8月17日に一部規模を縮小し開催されました。
祭りの詳細はこちらのページから、次回の開催など最新情報は建部大社公式サイトなどで確認ください。

まとめ

レジャースポットとしても人気が高い、日本最大にして最古の湖、琵琶湖。
西南岸の大津市では、豪華絢爛、勇壮、幻想的とそれぞれの魅力あふれる「大津三大祭」が開催されています。

今後、琵琶湖を訪れる際は、ぜひタイミングを合わせて、お祭りにも参加されてみてはいかがでしょうか。

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トップ画像:shutterstock/mTaira