これを正解したアナタはかなりの雑学好きだと思われます。ただ、一般の方にはこれはかなりの難問だと思われます。さて、和歌山県にしかない「●●●の村」とはなんでしょうか。正解は……

正解は「日本で唯一の飛び地の村」です。

和歌山県東牟婁郡の「北山村」は、和歌山県でありながら、三重県と奈良県に囲まれ、和歌山県のどの市町村とも隣接していないという、全国でも唯一の飛び地の村となります。飛び地とは「都道府県や市町村、町字等の行政区が別の行政区画内に飛び離れて存在する地域」のこと。人口401人(令和4年度人口データ)、97%を山林が占める自然豊かなこの村が、なぜ飛び地となったのでしょうか。その発端は、明治維新の時代までさかのぼります。

筏による川下りがいまも観光として行われる北山川 画像:Photo AC

この頃、現在の北山村のある場所においては林業が栄え、その切った木を「いかだ」で運ぶ「筏(いかだ)師」と呼ばれる人たちがいました。木は、筏師によって川下の町である「新宮」という場所に集められます。その後、新宮は廃藩置県によって和歌山県に編入されてましたが、筏師たちが住んでいた村は、位置的には本来奈良県に編入される地域。しかし、北山の人々は林業の縁で「新宮」の木材業者とは仲良しだったため、「新宮が和歌山県に入ったのならぜひ私たちも」という要望が出ました。この声が聞き入れられて、飛び地の村が生まれたのです。なんとも、心温まる話ですね。というか、そのような理由で編入させてあげた昔の行政の方もおおからでしたね。

参考:北山村観光サイト

余談ですが、世界を見ると、国内のみならず国単位での飛び地が存在します。その1つがロシアにおけるカリーニングラードとなります。リトアニアとポーランドに挟まれた、日本の種子島の半分程度の広さの土地となります。現在は飛び地となっておりますが、ソ連時代はソ連本土と地続になっておりました。しかし、ソ連崩壊により、その地続を形作っていたバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)が独立したため、カリーニングラードは切り離されてしまってという経緯があります。

さて、そんな和歌山県で、これからの季節におすすめの祭りがあります。

人々を幸福に導く祭り「八咫(やた)の火祭り」

 

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2023年は11月26日(日)に開催されるこのお祭りは(開催場所:熊野本宮大社、熊野本宮大社大斎原、熊野川河川敷)、なんといっても、迫力、勇壮、荘厳さに尽きます。
まず、15時から約50名による厳かな時代行列が始まります。「輿の燈」と呼ばれる神火とろうそくを持ち、夕暮れの中を進みます。
日が暮れると、山伏のほら貝、並びに奥熊野太鼓の響きの中、ライトに照らされた中で踊りが披露されます。
また、その最後には花火が打ち上げられ、火祭りのフィナーレを飾ります。

なお、このお祭りは熊野本宮大社で行われますが、熊野本宮大社は八咫烏(やたがらす)を神使しております。サッカー好きの方ならピンときたかも知れませんが、八咫烏はJFA(日本サッカー協会)のマークに使われております。よって、こちらには多くのサッカー関係者が必勝祈願に訪れております。さらに、この熊野本宮大社は、世界遺産である熊野古道の最終目的地であり最強のパワ―スポットとなっております。

自身の幸せ、並びにサッカー日本代表を応援するアナタには、ぜひ来ていただきたいお祭りとなります。

参考記事:
「北山村って?」(北山村観光サイト)
「「飛び地領土」「国の中にある国」…その興味深い成り立ちに迫る」(ダイヤモンドオンライン)
「北山村人口データ」(北山村HP)
「八咫烏について」(熊野本宮大社HP )
「熊野本宮大社の最強パワ―スポット」(熊野の歩き方)