俳優のつるの剛士が27日、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館4F展示ホールBで開催中の『ウルトラマンフェスティバル2017』の特別イベント『ウルトラマンダイナ放送20年記念「スーパーGUTS大集結!」』に参加。イベント前に囲み取材が行われ、中国で円谷プロダクションに無許諾で偽のウルトラマンがアニメ映画に出演していることについて、つるのは「やっつけに行かないと」と20年経っても消えない正義の心を燃やした。

 つるのは『ウルトラマンダイナ』でアスカ・シンを演じた。「今、番組作っているスタッフさんが、みんな見ていた年齢。『見てました』って言ってくれる。僕より年上みたいな人も『ダイナ見てました』って言う。そういうのを見ると月日が経って、当時、夢を見ていた子たちが夢を与えるような立場で仕事をしているんだと思うと、すごく感慨深い」と20年という月日にしみじみ語った。

 そんな転機となったウルトラマンが無許諾で使われていることに黙ってられなかった。中国でも人気という話を布川敏和がすると、つるのは「偽ウルトラマンをやっつけに行かないと」ときっぱり。一方で「あのとき、中国の方がわざわざ(SNSで)メッセージをくれました。『ウルトラマンが好きだから、あの会社は許せない』って。すごく心があたたまりましたよ。やっぱりウルトラマンはワールドワイドで世界から愛されているんだなと感じました」と現地のファンも偽のウルトラマン騒動に憤りを抱えていることを明かし、つるの自身も納得がいっていないことを語った。ウルトラマンダイナで得た正義の心はつるのの中で健在だった。

 騒動は中国で発表された3DCGアニメ映画『ドラゴンフォース(原題:鋼鐵飛龍)』にウルトラマンがゲスト出演するというトレーラー映像が公開されたことが発端。円谷プロダクションは19日に公式サイトを通じて「当社は一切関知しておらず、本件映像作品は当社の許諾・監修等なく製作されているものです」と声明を発表。続けて「当該発表会及び映像におけるウルトラマンキャラクターの利用方法、態様等は、ウルトラマンブランドを著しく毀損し、断固として非難すべきものであり、到底認められるものではありません」と厳しいコメントをした。

 また、布川は自身の子ども2人が芸能界に入るきっかけがウルトラマンダイナだったことを明かした。長男の布川隼汰は俳優として、長女の布川桃花はモデルとして活動中。「うちの息子が20年前に5歳でドンピシャでハマった。年子の娘も一緒に現場に連れて行って、みんなにかわいがってもらった。お父さんが仕事をしているのを見せたのは初めてだった。ダイナの現場があったからこそ、彼も彼女もこの道を選んだんじゃないかな。僕だけじゃなく布川家の歴史に残る1年だった」と作品と家族についての思いを語り、最後は「まぁ3年前に離婚はしましたが」とオチをつけて笑わせていた。

 囲み取材には斉藤りさ、木之元亮、加瀬信行も参加した。『ウルトラマンフェスティバル』は8月27日まで同所で開催。『ウルトラマンダイナComplete Blu-ray BOX』(税別4万5000円)も発売されている。