タレントの柳沢慎吾(55)が、映画『猿の惑星』シリーズ最新作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(10月13日公開)の日本語吹き替え声優に決定した。シリーズに新しく登場する、ユーモアと知性を秘めた猿のバッド・エイプ役。柳沢自身「ピッタリだな! って思いましたね」と納得のキャスティングで、81歳の母親にも伝えたところ「『ピッタリじゃん、ピッタリ! 観る、観る!』って言っていました」と話している。

 同作は、カリスマ的な主人公のシーザーが、最愛の家族を殺害されるという悲痛なエピソードで幕を開ける。軍隊を統率する敵の冷酷非情なリーダーである大佐への憎悪に駆られたシーザーは、大勢の仲間を新たな隠れ場所へと向かわせ、自らは復讐の旅に出る。旅の途中、動物園出身で、人間の物資を盗んで生きている奇妙なチンパンジーのバッド・エイプと出会い、大佐の居場所を知る彼に道案内させることになる。

 プロデューサーのディラン・クラーク氏は、バッド・エイプのキャラクターについて「シーザーにとっての岐路となるちょうどよい時期に出会い、何度も希望の光を灯す」と説明。シーザーを演じたアンディ・サーキスも「シーザーははじめ、バッド・エイプはたまたま出会った変わり者としか思っていないが、2人の間に共通するものがあると気づき、その後は心を通わせるようになる」と、シーザーにとってバッド・エイプが大切な存在になると語った。

 吹き替えを終えた柳沢は、「過去にいろいろあったんだけど、シーザーと出会って新たに勇気をもらうんです。良い役ですよね! オイシイ役なんですよ(笑)」と、うれしそう。「人間が話しているのを聞いて、言葉を覚えたという設定なので、普通にしゃべると人間になってしまうし、やりすぎちゃうとしらじらしくなっちゃうし、すごく難しかったです。鳴き声も、難しかったですね。オッツオッツオッツオッツって、あんまりやり過ぎちゃうとオットセイになっちゃうので」と苦労を明かしつつも、「悲しい過去をシーザーに語るシーンでたっぷり間を空けて話すんだけど、あのシーンで自信が確信に変ったね(笑)」と胸を張った。