東映は2日、『秘密結社 鷹の爪』などの作品で知られるディー・エル・イー(以下、DLE)、東映アニメーション音楽出版の3社で、オリジナルコンテンツの企画開発及びプロデュースを行う合弁会社「コヨーテ株式会社」(本社:東京都千代田区、代表取締役会長:森下孝三、代表取締役CEO:吉村文雄、以下、コヨーテ)の設立を発表した。

 コヨーテは、3社の強みを活かし、テレビアニメ展開や映画化を目論んだオリジナルコンテンツの企画開発を主要な業務として行っていく。DLEが長年培った「少人数かつ短期間でアニメを制作する」ノウハウを活用し、パイロット版の制作を積極的に行うことで、開発の早い段階から的確なプロデュースやパートナー営業、ブランディングをスムーズに実現するのが狙い。個人・企業を問わず外部パートナーとも連携し、新しいアイデアをタイムリーに企画化する役割を担う。

 企画開発の方針は、原則としてオリジナルを重視しつつ、漫画や小説原作の映像化や、既存の有名IP(Intellectual Property:著作権や商標権等の知的財産権)のリブランディング企画等を推進。企画の立ち上げから展開・プロデュースを包括的に担うことでIP運営全体の主導権を握り、「小さく生んで大きく育てる」ことを目指す、としている。ターゲットとする市場は、日本に限らず、成長基調にある中国の映画・配信・エンターテインメント市場、さらにアジア全域・全世界のコンテンツ市場をターゲットに、積極的に海外との共同企画を推進する方針だ。

 社名のコヨーテは、北アメリカ大陸に広く分布する肉食の野生動物。北米インディアンの神話で創造神、トリックスターなどの意味もある。単独もしくは極めて小規模な群れで狩りをし、荒野を獲物を求めて歩き回るイメージが、ミニマムチームの新会社に合致するとして、社名に採用された。