お笑いタレントのビートたけしが13日、東京・時事通信ホールで行われた、爆笑問題が所属する事務所のお笑いライブ『タイタンライブ』10月公演にスペシャルゲストとして出演。昨年2月に行われた同ライブ20周年記念の時と同様に「立川梅春(ばいしゅん)」の高座名で舞台に上がり、約25分にわたって落語を披露。8月公演は直前で出演を取りやめ、太田光から「今度は絶対に来てくださいよ」と釘を刺されている中での出演となったことから、登場するなり観客から安堵と歓声の声が飛んだ。

 前回の記念ライブでは人情噺「人情八百屋」でじっくりと聞かせたが、この日の冒頭で「1回目は笑いが全くないのをやってしまいまして…」とポツリ。その反省を生かして、本題に入る前のマクラでは、下ネタと大好物のカツラネタのオンパレードで大いに沸かせた。その後は、舞台袖をチラリと見やり「まだ、時間ある?」と確認すると、大工の与太郎、棟梁、大家の3人による騒動を描いた「大工調べ」をネタに選んで、観客を魅了した。

 終了後、割れんばかりの拍手と太田光から「やっぱり『バカヤロー!』って怒鳴るシーンの迫力が違いました。スゴいですよ」と絶賛されると、たけしは「やっぱり、この噺は怒鳴るところが大事だね」とにっこり。爆笑問題の2人から「また、いつでも」と勧められると「また、ちょっとやろうかな。やっぱり、お客さんがいる前はツラいね。でも、ライブをやる気があるうちは、まだ大丈夫なんだって思うよ」と3度目の出演を期待させた。

 出演者を紹介する場面では、芸人の脳みそ夫が果敢にも持ちギャグの「こんちゃーす!」でたけしにあいさつ。その後もいつもの調子で迫っていったが、独特なキャラにたけしもたまらず「なんだコイツは? (客の反応が)だんだん落ちていくじゃねーか! 上げていかないと」とツッコミ。また、ゲストのBOOMERに対して「あのダジャレを言うやつ…『ボキャブラ』見ていたんだよ」と話しかけると、田中裕二が「たけしさんが『ボキャブラ』見ていたって初めて聞きましたよ」と驚いた表情を浮かべていた。

 2ヶ月に1度、同所で行われている『タイタンライブ』では、爆笑問題をはじめとした人気芸人たちが出演。全国の16映画館で同時生中継しており、お笑い好きのみならず、お笑いイベントの会場に足を運んだことのない層にも「気軽にライブを体感できる」と好評を博している。今回は、同事務所の日本エレキテル連合、ウエストランドのほかに、トップリード、パックンマックン、友近らがゲスト出演した。