ペットとの最後のお別れの場となるのが葬儀だ。火葬の方法や納骨にはいくつかのタイプがあり、希望に合わせて選ぶことができる。自分にとって最適な葬儀を見つけられるよう、葬儀全体の流れを知っておこう。また、ペット保険への加入でまかなえる費用についても紹介する。

 ペット葬儀は、近年ペット関連のサービスが充実してきた中で生まれたサービスのひとつだ。ペット葬儀のサービスができるまでは、動物供養のある神社で火葬にしてもらうか、小動物であればそのまま土に埋めてしまったり、中型や大型の動物は焼却場で焼いてもらうのが一般的だった。ペット葬儀では、人間の葬儀と同様にペットを個別に火葬から納骨まで行い、送り出すことができる。ペットとの最後の時間を大切に過ごしたいと願う、多くの飼い主にとって必要なサービスといえる。

■ペット葬儀の基本的な流れ

(1)ペット葬儀業者に連絡をとり、火葬や埋葬・返骨などについての内容を決める。
(2)ペット霊園施設の火葬場へのお迎えの車、または火葬車に引き取ってもらう。火葬車の場合、その場でのお別れとなる(迎えに来てもらうまで、遺体はドライアイスなどで冷やしておくこと)。
(3)火葬場での火葬の場合は、規定日に火葬を行う。希望によって同行も可能。
(4)納骨供養。返骨を希望した場合は遺骨を受け取って納骨する。霊園への埋葬や、業者の納骨室で供養してもらうことも可能。

 プランにもよるが、火葬から納骨までは1〜2時間程度のサービスが多いようだ。

■ペット葬儀の費用について

 ペット葬儀の業者に遺体の引き取りから火葬・納骨までを依頼するとなると、費用の相場は動物の種類や大きさ(体重)、葬儀の内容などによって変動する。ペットの種類や大きさを基準にした費用の相場については、例を挙げますので目安にしてください。

・小鳥やリスのような極小動物、子猫や子犬、うさぎなどの小動物:1〜2万円
・猫や小型犬:2〜3万円
・中型犬:3〜4万円
・大型犬:4〜6万円

 立会個別火葬は費用が高くなり、一任合同火葬は安くなる。一任個別火葬は、その中間程度の費用がかかると考えていいだろう。大切なペットを最後に納得のいく形で送り出してあげられるよう、最適な方法を考えておくことが大切だ。

 ちなみに加入しているペット保険によっては、火葬や葬儀にかかる費用を補償してくれる特約をつけられるものがある。支払いの限度額や犬・猫限定などの規約もあるが、大切なペットを見送るときに、金銭的な負担など余計な心配をしないためにも、ペット保険の加入を検討しよう。