結婚式の主役であるウエディングドレスを着た新婦は、一段ときれいで写真にも映える。しかしその足元を見ると、10cmや12cmなど、普段なかなか目にしない高さのヒールを履いていることが多い。なぜ結婚式では、そんなに高いヒールを履かなくてはならないのか。その理由と、もし低いヒールを選ぶならどんなドレスであれば大丈夫なのかなどを、納得のウェディングプランを提供するgensen weddingのディレクターである神田裕子さんに聞いてみた。

■花嫁の高いヒールの理由

どうして花嫁は、いつもより高いヒールの靴を履くのだろう。

「ヒールが高いのは、ドレス姿をより美しく、モデルのように綺麗に見せるためです。花嫁様としてはやはり自らを美しく、スタイルよく見せたいというお気持ちがあるので」(神田さん)

より着飾ったドレスでスタイルよく見せるには、いつもより高いヒールが必要なのだろう。大勢の中で主役を務めるのも大変なのだ。

ただし、高いヒールに慣れていない人でも、結婚式で履くパンプスは厚底タイプが多いので、見かけよりは比較的安定して歩けるという。また、披露宴中はドレスで隠れて見えないので、こっそり脱いでいる人もいると神田さんは教えてくれた。

「高くなりすぎて、ご新郎様との身長差が気になる場合は、逆にご新郎様がシークレットシューズを履くケースもあります」(神田さん)

最後にバランスをとるのは新郎のようだ。

■低めのヒールに合うおすすめデザインとは

普段高いヒールを履きなれない新婦も、実際に鏡でヒール姿の自分を見ると、「やはり履いた方がよいな」と感じることが少なくないらしい。それでも、どうしても高いヒールは履きたくない場合、どのようにウエディングドレスを選べばよいだろうか。

「その場合は、インポートものよりは国内のドレスがよいでしょう。デザインでは、マーメイドやスレンダーラインなどは調整が難しいので、Aラインやプリンセスラインなどを選び、パニエでスカートにボリュームを出してスカート丈を上げるのがおすすめです」(神田さん)

パニエとはフリルが付いた下着のようなもの。ドレスの下に着用することで、シルエットを美しい形に広げることができる。高いヒールの靴ははきたくないが、ドレスのサイズがどうしてもあわないという人には、レンタルではなく「ヒールの高さにあわせ、オーダーでドレスを制作する」選択肢もあるようだ。

■ウエディングドレスにスニーカーもあり?

最近ではヒールを履かない花嫁も増えており、スニーカーを合わせる人もいるという。

「ここ数年のトレンドで『ドレスも自分らしく』と、ウエディングドレスにスニーカーをあわせる方もいらっしゃいます。会場の雰囲気にもよりますが、2次会用のウエディングドレスなどは丈も短めだったりするのでペタンコ靴でもあわせやすくなってきています」(神田さん)

ウエディングスタイルも、多様化の時代。靴のバリエーションも変わってきており、それにあわせ、ドレスも進化しているようだ。高いヒールにこだわらず、新たな門出は自分らしい第一歩を踏み出してもよいのかもしれない。

なお、「教えて!goo」では「女性の方に質問です。普段からヒールのある靴をはいていますか?それともペタンコシューズが多いですか?それぞれ履き心地はどうですか?」と、みんなの意見を募集中だ。良かったら皆さんも回答してみて。

●専門家プロフィール:神田 裕子
gensen wedding ディレクター。BIA認定ブライダルコーディネーター。

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