脱マンネリ!みそ探訪家に教えてもらった、実はとても合う味噌汁の具皆さんは、朝しっかりご飯を食べているだろうか。「朝は味噌汁で」と決めている人も多いはず。しかし、毎日のように飲んでいると、その味に飽きてしまうこともあるだろう。「教えて!goo」にも「味噌汁の具でオススメを教えてください。毎度作りますが、マンネリしてきました。」と、投稿が寄せられていた。そこで今回は、料理教室「misa-kitchen」を主催し、日本各地の味噌蔵を訪問してきた岩木みさきさんに、味噌汁の具やオススメレシピについて教えてもらった。

■1杯で多くの健康効果が得られる味噌汁

具について教えてもらう前に、まずは味噌汁が健康にもたらす効果について聞いてみた。

「味噌汁は、大豆の栄養や味噌を発酵させる微生物の力、具材となる野菜や海藻などの栄養を一度に摂取出来る栄養価の高い料理です。味噌汁を摂取する頻度が高い人は、がんでの死亡率が低くなったり、乳がんの発生率が減少するという研究結果も出ています」(岩木さん)

さらに体に嬉しい効果があると、岩木さんは続けた。

「味噌の原料である大豆の食物繊維や乳酸菌が腸内環境を整え、免疫を高めてくれます。温かい味噌汁は、冷え症の改善にも繋がります」(岩木さん)

冷え性や便秘に悩む人は、朝食に味噌汁を1杯飲んでみてはいかがだろう。

■バリエーション豊富な味噌汁

投稿にもあったように、毎日飲んでいるとマンネリ化しがちだ。お馴染み具材でも調理法を変えるだけで、一味違った味噌汁に早変わりするというので教えてもらった。

「まずは冷蔵庫にある野菜を使ってみてください。普段使っている同じ野菜でも、切り方やサイズを変えるだけでバリエーションが増えます。これからの季節は、秋の旬であるきのこが低カロリーかつ食物繊維も豊富でオススメです」(岩木さん)

きのこは具の定番である。どのように調理すればよいのだろう。

「まずは、油を引かない鍋に入れ、焦げない程度に炒めて水分を飛ばします。それからだしを加えると、驚くほど旨味が増して美味しくなります。きのこが苦手なお子様も、この方法で食べてくれたという感想も多くいただいています」(岩木さん)

「味噌汁はどんな具材でも合う」と語る岩木さん。味噌汁に入れるイメージの無い具材でも、予想外の美味しさを味わえるそうだ。

「実は鶏肉や魚などもよく合うので、取り入れてもらいたいです。臭いが気になる場合は、具材を先に酒蒸しにします。形崩れを防ぐには、片栗粉をまぶして焼いてから調理しましょう。また、牛丼の組み合わせでお馴染みの『牛肉×白滝』、チャーハンの具材で使う『エビ×卵』の組み合わせも意外と合います。梅干しやフルーツも酸味が加わりさっぱりするので、相性がよいです」(岩木さん)

献立に困った場合は、持て余した具材を味噌汁に投入するのも手かもしれない。

■「エビ玉と味噌汁」のレシピ
脱マンネリ!みそ探訪家に教えてもらった、実はとても合う味噌汁の具
最後に、岩木さんおすすめの味噌汁レシピを教えてもらった。

「材料(2人分)は、生むきエビ10尾、酒大さじ1、卵1個、カイワレ1/4パック、昆布だし300ml、みそ大さじ2です。エビは洗って水気をよく拭き取り、背ワタがあれば取り除きましょう。卵は溶いておき、カイワレは根元を落としておきます」(岩木さん)

味噌汁にエビが入ると聞いただけで、期待が膨らむ。

「鍋にエビと酒を入れ、中火にかけ、酒を飛ばします。エビの色が変わったら、昆布だしを入れひと煮立ちさせ、溶き卵を流し入れます。卵がふわふわに固まってから、みそを溶き、カイワレを加えれば完成です」(岩木さん)

卵は、だしがしっかり沸いたところに流し入れ、すぐに触らず固まるまで待つとふわふわに仕上がるそうだ。普段の味噌汁に飽きたら、一度お試しあれ。

●専門家プロフィール:岩木みさき(→栄養士・料理家・フードコーディネーター 岩木みさき オフィシャルサイト)
実践料理研究家・みそ探訪家。「生産と消費のサイクルを紡ぐ」をテーマに、日本各地の現地取材、レシピ考案ラジオやTVなどにも出演。木桶仕込みのみそを「ガチみそⓇ」と名付け、日本の伝統調味料みその魅力を伝えたいと活動中。2020年2月『みその教科書』を出版。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)