「ギンギラギン」と聞けば筆者にとっては「マッチー!!!」の近藤真彦さんが思い浮かびますが、この度「超スーパー地下アイドル」という肩書きをつけた「GINZAN BOYZ」なるグループが、デビュー曲「ギンギラ銀山パラダイス」をひっさげ7月26日(水)のド平日にデビューイベントを開催しました。

先にマッチとか言っちゃいましたが、タイトル全体から察するに、光GENJIもミックスされている雰囲気。要するに往年のスーパーアイドルに全力であやかりたいグループのようです。

さて、そのGINZAN BOYZですが「超スーパー地下アイドル」の肩書き通り、普段の活動場所は銀山の中。兵庫県朝来(あさご)市の史跡・生野銀山が彼らのステージなのです!

生野銀山には戦国時代・江戸時代・昭和時代それぞれで労働した人達を模した“マネキン”約60体が展示されています。その時々の銀山労働者のようすをわかりやすく紹介しているのですが、控えめに言って「あまり客がこない」観光地。この点については「GINZAN BOYZ」のプロデュースを行う株式会社シルバー生野も「この質実剛健な観光地を訪れる人は多くはなく、貴重な資料や数多くのドラマが顧みられず埋もれてしまっています。」と嘆いています。

そこで起死回生を計るべく、生野銀山がある朝来市全面バックアップのもと、このマネキン達をアイドルデビューさせて「バズらせよう!」という目論見だったのですが……最初に掲げられた目標と現時点の成績は次の通り。

▼PV動画:
公開100日で100万回再生突破!!

7月11日の公開から約半月後の7月28日時点 約1万8千回再生……

▼CMタイアップ:
三菱マテリアル新CMタイアップソングに採用されたい!

7月28日時点、未定のまま……

なお、7月11日に公開されたデビュー曲「ギンギラ銀山パラダイス」のPVには、生野銀山にほど近い兵庫県立生野高等学校のGINZAN BOYZの末裔(かもしれない?)生徒たちがバックコーラスとして参加。生徒たちは最初恥ずかしそうに参加してくれたそうです。また、朝来市の多次勝昭市長も登場していますが、マネキンになりきっているのか、心が無なのかは定かではありませんが始終遠い目をしたままの無表情出演となっています。

■デビューイベントには200人が集結!(報道関係者含む)

そんなデビュー曲発表から約半月後となる7月26日には、生野銀山にてデビューイベントが開催されましたが、集まったのはなんと200人!!!(ただし報道関係者含む)

BOYZは動くことができないので、BOYZ担当の声にあわせて係員が手動でマネキンを揺らすという、非常にアナログな仕組みで全て乗り切ったそうです。……シュール。

そのあと、今回デビューに際してオリジナルで作った特製のサイン入りTシャツがあたるじゃんけん大会を実施。じゃんけんの時だけマネキンに係員が覆いかぶさる二人羽織の形で対応したそうですが、宣伝担当者曰く「大いに盛りあがった(多分)」とのことです。

■調子にのって作ったグッズが見事に在庫化!!

さらに、会場にはBOYZ(No.15 薫とNo.32 りょうくん)と記念写真が撮れるフォトブースが設置されたほか、60人全員分のサインが入ったプロフィールシート、あとサイン入り生写真が200円で販売されましたが販売実績は4枚という結果。この惨敗ぶりに、宣伝担当者は編集部の取材に対し「笑」と答えています。

ちなみにTシャツも1500円で販売されましたが、同じく5〜6枚しか売れなかったそうです。これについて宣伝担当者は流石に反省しているかとおもいきや……「200枚くらい調子に乗って作ってしまったので、係員が着用した分を差し引いても、まだあと180枚くらい在庫を抱えております。ぜひこの夏は銀山に来ていただいて、Tシャツを買って帰っていただきたいです。笑」と、反省の薄い弁を述べており、公式ツイッターでもこの件は「大惨事」と紹介されています。

生野銀山は年間通して約13度の気温が保たれているといいます。これからさらに暑くなる季節。涼みがてら、推しマネキンを探しにでかけてみてはいかがでしょう。ついでにTシャツを購入してあげると、恐らく担当者の皆さんは小躍りするほど喜んでくれると思いますよ!

なお、「GINZAN BOYZ」の今後の展開は今のところ発表されていません。当面は公式ツイッター@GINZAN_BOYZ(7月28日時点フォロワー数566人)を通じて、細々と活動を続けていくそうです。

(宮崎美和子 / 画像提供・生野銀山)