ニュージーランドに本拠を置く「ゼスプリ・インターナショナル」が展開するキウイフルーツブランドの「ゼスプリキウイ」。

 日本でも近年、TVCMでの「キウイキウイキウイを食べよう〜」というフレーズもあって、認知度も高まってきていますが、先日Twitterで、公式マスコットキャラである「キウイブラザーズ」のファンアート作品が投稿され、話題となっています。

 「キウイ搭乗ロボを作ってみた」というつぶやきとともに、作品を公開したのはTwitterユーザーのだいやきさん。プラモ歴2年ながら、その作品が都度SNSで話題になるモデラ―さんです。

 今回自身のTwitterに投稿した「最新作」は、先述のゼスプリブラザーズを「搭乗」させるためのロボット。それも、キウイブラザーズ独特の楕円形の形状がすっぽりと入る構造になっているんです。

 ちなみに、このキウイブラザーズフィギュアですが、先述の「ゼスプリ・インターナショナル」の日本法人である「ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン」が、「フィギュアつき限定パック」として、2019年と2020年の期間限定で販売していたもの。

 筆者はてっきり、模型メーカーとのコラボ商品かと思っていたのですが、まさかこういう商品展開をするとは。図らずとも、「ゼスプリキウイ」が、今勢いに乗っているブランドだと認識しました。

 さて、そんなキウイブラザーズフィギュアを、以前からゲットしていただいやきさん。「元々は飾る場所に悩んでいたのがきっかけだったんです」と、「開発」にいたる経緯を振り返り、「搭乗機」として今回選択したのが、投稿写真にも写し出されている「モビルハロ」。

 このモビルハロとは、玩具メーカー「バンダイ」より、2019年10月に発売されたガンプラ(ガンダム関係のプラモデルの総称)。

 2018年4月〜9月にテレビ東京系列で放映されたTVアニメ「ガンダムビルドダイバーズ」第19話劇中にも登場し、ガンダムシリーズ全体の公式マスコットキャラクターでもある、球状のキャラ「ハロ」をモビルスーツ化した「ハロプラ」になります。

 そんなモビルハロを、「Twitter上でこれに卵をのせている方をお見かけして、面白いなと思いまして」と、だいやきさんは、似たような形状のキウイブラザーズも同様に「搭乗」させることに。

 しかし、モビルハロの“オリジナルカラー”は、ダークグリーン(ボディ部分)とグレー(アーム部分&レッグ部分)。「キウイロボ」にリファインさせるため、だいやきさんは“キウイカラー”へと塗装することに。ボディ部分はブラウンにし、アームとレッグ部分はグリーンにしました。

 さらに特筆すべきなのは、コクピット下にある「ゼスプリシール」。実は筆者は、このシールについて、てっきり商品に貼付してあるものを綺麗に剝がしとって、「モビルハロ」改め「キウイロボ」に貼り直したのかと思っていました。念のため、だいやきさんに確認してみると……

 「いや、あれは『現物』をトレース(敷き写し)したものなんですよ。本物を使おうかなとも思っていたんですが、買いに行くのが面倒で、それに作れそうだったので(笑)」

 作っただと……?まさかの回答に思わずびっくりの筆者。仮に「貼り直しましたよ」と言われても、信じて疑わない精巧さです。細部までこだわるだいやきさんの「モデラ―欲」には、筆者はただただ敬服。同時に、これほどの「キウイブラザーズ愛」を持つ方は、世界的ブランドの「ゼスプリキウイ」といえど、そうそういないのでは?と率直に感じました。

 そんなだいやきさんが作り上げた「キウイロボ」のクオリティには、リプライ(返信)欄でも、「かわいい」「すごい」「素敵」と称賛と共感の嵐。同時に、だいやきさんの作品を参考にして、実際に作ってみたモデラ―さんの投稿も登場し、大いに盛り上がりました。

 またしても作品が話題となっただいやきさん。しかし、実は今回の作品は続きがあるんです。

 お気づきの方も多いと思いますが、キウイブラザーズは“口”が緑の「グリーン」に加え、金色の「ゴールド」のコンビということで、実は2体あるフィギュア。

 だいやきさんは、今回投稿した「グリーン用」のキウイロボに加え、「ゴールド用」のキウイロボも合わせて「開発」。

 こちらは「初代」こと「機動戦士ガンダム」にて登場する、地球連邦軍の戦闘用ポッド「ボール」のガシャポン(カプセルトイ)「カプキャラボール」をベースに、モビルハロ同様、“キウイカラー”のブラウンとグリーンに塗装。シールについても「ゴールド用」のシールをトレースして貼付という心憎い演出をしています。

 そうして、真に完成した「キウイブラザーズ専用 キウイロボ」。

 「世界に一つだけの作品が出来上がることが、模型のとても面白いところだと感じています」と語るだいやきさんの、好きなことを楽しみながら作りあげたファンアート作品は、ブランド担当者としてこんなに嬉しいことはないなと、マーケターの1人として筆者は感じました。

 ひょっとしたら、本当に「世界に一つだけ」しか存在しないかもしれない「ゼスプリキウイ用プラモデル」という作品のクオリティと、その発想力に敬意を表しながら、いちファンとして、だいやきさんの次回作を心待ちにしたいと思います。

<記事化協力>
だいやきさん(@minosuke_11)

(向山純平)