段クリエイターさんの「電車でGO!!」(段クリエイターさん提供)

 全国のゲームセンターで稼働しているほか、家庭用ゲームでも人気の鉄道運転シミュレーションゲーム「電車でGO!!」。本物の運転シミュレータをモチーフにしたリアル感たっぷりのアーケード版を、PS4とモニタを内蔵したダンボール工作のファンアートで作った猛者が現れました。

 本物そっくりのマスコン部分にはPS4のコントローラーが入っており、無理なくアーケード版の動きを再現した力作です。

 アーケード版「電車でGO!!」のファンアートを作ったのは、ダンボールを素材に様々な作品を作ってはTwitterやYouTubeにアップしている、段クリエイターさん。ダンボールでアーケード筐体を作る「ゲームセンターシリーズ」の1作で、これまでにも「マリオカート」や「太鼓の達人」、「エアホッケー」を発表しています。

PS4のコントローラーを仕込む

 YouTubeに投稿された完成までの動画を見ると、まずはPS4のコントローラーをマスコンハンドルのように操作できるよう、コントローラーをダンボール製のボックスに仕込み、延長棒を通じてマスコンハンドルを模したダンボールの部品に接続します。

延長棒を取り付け

 前後に動かすと延長棒を通じてスティックが動き、加減速の操作が可能となります。指差喚呼や警笛、ライトの減光にワイパーの操作を受け持つ4つのボタンにも延長棒が接続され、ゲームの進行上問題のないような仕様に。

動かすと延長棒経由で操作が可能に
完成したコントローラー部

 コントロール部が出来上がったら、筐体全体を作っていきます。大画面のモニタを内蔵するだけの強度はちゃんと計算されており、CADで図面を作ってから部材のダンボールを切り出し、組み立てているとのこと。

ほぼ実物大の筐体

 筐体内にモニタとPS4本体、マスコンを仕込みます。必要なケーブルを取り回すと、さらに各ボタンなどのディティールを詰めていきます。

モニタを設置
マスコンを設置

 タッチパネル部にはタブレットを仕込み、アーケード版同様の見た目にしている部分も芸が細かいですね。座る椅子の部分も、もちろんダンボール。

タッチパネル部にタブレットを仕込む
椅子もダンボール製

 サイン照明を設置する部分は、強度が必要なのでダンボールの接着だけでなく、ボルト留めで組み立てられています。天井照明も仕込み、完全にアーケード筐体という雰囲気になって完成です。

サイン照明

 本物同様に照明が灯る筐体は2m×1.5m×高さ2mで、まるで実物の表面にダンボールを貼り付けただけ?と思わせるリアルさ。この中にPS4が入っているとは思えませんね。

照明を点灯させたところ
ワンハンドルマスコンとタッチパネル

 発想から設計、組み立てまでは1か月程度、というダンボールの「電車でGO!!」。PS4版をプレイするのに、これほどリアル感のあるシチュエーションはないかもしれません。

<記事化協力>
段クリエイターさん(@dancreator_tw)

(咲村珠樹)