プニプニピンクの肉球に秘められた2年の歴史(つくね&ひまりさん提供)

 猫の肉球、そのプニプニした感触に魅了される人は多いと思いますが、それは飼い猫ならではの特徴。外の世界で生きている猫の場合、地面に擦れてガサガサになっていることが少なくありません。

 沖縄県で保護され、その後現在の飼い主さんの元へとやってきた猫。初めはガサガサで汚れていた肉球が、2年でこんなにもプニプニ、ツヤツヤになったとTwitterで報告されました。

 現在は飼い主さんのもとで愛情いっぱいに育っている猫の名前は、つくねくん。妹分の猫、ひまりちゃんと一緒に暮らしています。

つくねくん(つくね&ひまりさん提供)

 飼い主さんは「沖縄の熱いアスファルトで硬くなり汚れていた保護猫の肉球が、2年でこんなにプニツヤになりました」という言葉とともに、きれいなピンク色をした肉球の写真をツイート。この肉球の持ち主は、もちろんつくねくんです。

 つくねくんが現在のお家にやってきた経緯をうかがいました。

 「沖縄県の動物愛護管理センターに預けられ、殺処分寸前だったところを、埼玉にある『保護猫カフェねこかつ』さんにより助け出されました。センターでは痩せて絶望した表情でケージに入れられていたそうです」

沖縄県動物愛護管理センター時代のつくねくん(つくね&ひまりさん提供)

 現在の飼い主さんと出会ったのは、埼玉の「保護猫カフェねこかつ」。第一印象は「表情は和らいでいましたが、硬く汚れた肉球に触れ、外環境の過酷さを感じ取りました」。

 幸い、人間に対して警戒することはなく、人懐っこかったつくねくん。現在暮らすお家に迎え入れられた当日から、ご家族に甘えていたそうで「人が大好きなつくね、きっと愛に飢えていたんだと思います」と飼い主さんは語ります。

お迎え初日のつくねくん(つくね&ひまりさん提供)

 安心できる住環境を得て、本来の甘えん坊な面が前面に出てきたら、毎日「撫でて!」と甘えてくるように。手の高さまで伸び上がり、一生懸命体を擦り付けて甘える様子は、飼い主さんでなくてもデレデレになっちゃいそうですね。

「なでて!」とアピール(つくね&ひまりさん提供)

 飼い主さんご家族の愛情を受けて、つくねくんは健康を取り戻して毛ヅヤもピカピカに。それにつれて、地面に擦れてガサガサに汚れていた肉球にも変化が見られました。

 「1年を過ぎたあたりで、ピンクの色合いが戻り始めていることに気づきました。飼い主側で何か治療をしたわけではないので、つくねが自分で丁寧に肉球をナメナメして回復させたんだと思います」

 たっぷりの愛情と適切な栄養管理により、今ではすっかりプニプニのピンクになった肉球。本来の色合いを取り戻したのは良かったことですが、回復までの期間を考えると、外で暮らす猫がいかに過酷な環境で生きているかも分かりますね。

 人懐っこく甘えん坊のつくねくんですが、妹分であるひまりちゃんの前では頼れるお兄さんぶりを発揮。よくグルーミングをしてあげているといいます。

ひまりちゃんをグルーミングするつくねくん(つくね&ひまりさん提供)

 つくねくんは基本的に、愛情の深い猫なのかもしれませんね。YouTubeチャンネル「つくひまのひなたぼっこ」では、つくねくんとひまりちゃんが元気に暮らす様子が動画で確認できますよ。

<記事化協力>
つくね&ひまりさん(@tsukune216)

(咲村珠樹)