顕微鏡要らずのすごいヤツ。透明レジンで作った「1分の144」スケール「ミジンコ」。

 Twitterユーザーのサカマタ商事さんは、クリオネやウイルスといった、自然界に存在する微小なものを題材とした模型作りをしている人物。独自性の強い作品は、SNS上でもとりわけ異彩を放ちます。

 2022年7月24日に千葉県・幕張メッセで開催された模型展「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」には、ディーラーとして参加。最新作「ミジンコ」を出展しました。

「144 / 1 scale action model ミジンコ(2022年式) / water flea 2022ver
ミジンコの構造を透明レジンで再現しました。チャームポイントは頭部の複眼。スタンド、ジョイントパーツ付き」

 作品説明とともに紹介されたのは、理科の教科書などで見たことがあるミジンコ。実物は1〜2ミリのそれを、サカマタ商事さんは「1分の144スケール(144/1)」で再現しました。

ワンダーフェスティバル用に制作した「ミジンコ」。

 「ミジンコの持つ『不思議な造形』に私が魅せられたのが原点で、透明レジンで、特有の内部構造を再現することに注力しました。取り扱いの難しい素材なので、気泡が発生して不良品が多く発生して苦労しましたね」

 144/1サイズとなった「ミジンコ」は、“オリジナル”と同じく、内部の臓物がくっきりと見える姿になっています。これにより、見る角度によって異なる印象を持つ「目」など、顕微鏡越しでしか分からなかった全容が“判明”。

透明レジンを用いて制作。「1分の144」スケールで再現しました。

見る角度によって異なる目などもバッチリ表現。

 そして「scale action model」というタイトル通り、実はこのミジンコ動くんです。続く投稿では、腕を上げ下げした様子も紹介しています。

稼働することも可能な作りに。

顕微鏡越しでしか見れなかったミジンコがそこにはいました。

 中々お目にかかれなさそうな造形には、タイムライン上でも大きな注目を集めました。なお、それは「幕張メッセ」でも同様だったようで、販売も兼ねた作品展示は見事完売する結果に。

ワンフェス会場でも大好評。見事に完売しました。

 「『自分が欲しい模型がないなら、自分で造ればいい』をテーマにこれまで活動してきました。私の作品を見た人が楽しんでいる姿を見られるのが、何よりの醍醐味ですね」

 ものつくりの魅力について語るサカマタ商事さん。これからも機会があれば、イベント出展を続けていくとのことです。

<記事化協力>
サカマタ商事さん(@hage_chang)

(向山純平)