かわいすぎて食べられない!個性あふれるおにぎり猫たちの集会 

 今日もどこかで開かれている、野良猫たちの集会。公園や駐車場などで誰もがおそらく一度は見かけたことがあるであろう光景を、おにぎりで再現したアート作品がツイッターで大きな注目を集めています。

 どこからともなく野良猫たちがやってくるも、各々違う方を向き、特に何をするわけでもなくただ一か所に集まっている。そんな猫集会の様子が、とてもかわいらしい作品に仕上がっています。

 それぞれ模様の異なる、6匹の野良猫たちを作った……いや、握ったのは、ツイッターユーザー・おにぎり劇場さん。過去にも動物や歴史上の人物など、枠にとらわれない自由な作風のおにぎり作品をSNSに投稿し、話題になっているおにぎりアーティストです。

 実はおにぎり劇場さん、1年前にも5匹の野良猫集団の作品を発表しており、同様のモチーフに再チャレンジしたという珍しいケース。なんでも、作り方を教えて欲しいという要望が多く寄せられており、メイキング動画の撮影のために再び制作することにしたのだそう。

1年前に制作した野良猫集団

 しかしながら、そこは単なるリメイクには終わりません。今回の野良猫たちは「一年前の子たちとは別集団」とのことで、三毛猫やハチワレといった新しい模様の猫も登場し、より本物の猫集会のような雰囲気が感じられます。

 材料はもちろん、おにぎり劇場さんこだわりの「見るだけでなく、食べても楽しめる具材」を使用。すりごまや海苔、おかかといった、どれも白飯と相性抜群の味付けがなされており、それは後ろ姿にまでしっかりと反映されています。

後ろ姿まで丁寧に作り込まれています

 また、6匹それぞれの性格や個性の違いも、こうした具材を用いて表現。例えば「甘えん坊」な三毛猫は、目の黒ごまの角度が他の猫と比べて緩やかだったり、「何かたくらみ中」のハチワレは片側の口角が上がっていたりするなど、細部の作り込みに余念がありません。

甘えん坊な三毛猫

何か企み中のハチワレ

 とはいえ、実はこうした違いは意図して作ったものではなく、表面のご飯粒のカーブで胡麻が滑ったり、海苔が縮んだり、思う方向に曲がってくれなかったり等、素材と格闘する中で、結果的に個性が出たという偶然の産物なのだそう。それを猫それぞれの個性に昇華してしまうとは、そのアイデアもさすがの一言です。

 こうして完成したおにぎりは、野良猫のちょいワル感と愛らしさがギュッと詰まった作品に。投稿には12万件もの「いいね」が寄せられたほか、「各々の向いてる方角がとてもリアル」「かわいくて食べるのもったいない!」といったコメントが相次ぐなど、多くの方がグッと心をつかまれたようです。

 なお、本校執筆中(2022年9月6日時点)には、もともとの目的であった制作動画はまだアップされていません。種類も性格も異なる野良猫たちが、おにぎり劇場さんの手によってどのようにして握られていったのか、動画の公開を楽しみに待ちたいと思います。

<記事化協力>
おにぎり劇場さん(@mZHtgivNQr33RCL)

(山口弘剛)