広々ワークスペースと本格サウナで篭れる男性専用「サウナ&ホテルかるまる」

「コワーキングスペース」の感染対策も万全

池袋駅西口C6出口を出て30秒の場所にある「サウナ&ホテルかるまる」は、都心の真ん中にある、隠れ家的温浴ホテル施設だ。2019年12月のオープンで、設備はほぼ最新と言っていい。

ここの魅力のひとつは、「サウナ王」とも呼ばれる温浴コンサルタントの太田広氏が仕掛け人であるということ。太田氏がこれまでに手がけた温浴系施設は400にものぼる。また、サウナでリフレッシュしながら仕事をするという文化にも早くから目をつけていたそう。サウナと仕事を楽しむために、何が必要かを知り尽くした太田氏の知恵とノウハウがつまった、今の時代に最適なスポットなのだ。

気分に合わせて4つのワークエリアを活用できる

フロントがある6階には、広々として清潔なロッカースペースが備わっている。開店と同時に多くの客が訪れるところを見ると、コロナ渦に関わらず人気があるようだ。実際、来場数は減ったものの、平日のワークスペース利用は多いという。

リラックスできるウエアに着替えたら、ひと仕事するべくワークススペースのメインとなる7階へ。男性専用施設ということで、どことなく気が楽だ。

1万冊の漫画や雑誌が揃うライブラリー。少年漫画から、年配の人も楽しめる懐かしの作品まで揃う

7階には、「ライブラリースペース」「くつろぎポッド」「リクライナースペース」「コワーキングスペース」があり、個性豊かな複数の環境で仕事ができる。すべてのエリアで、各席に電源やUSBが完備され、高速wifiも全館使い放題という抜群の仕事環境が整っている。

左)本棚の間に設置されている、秘密基地のような「くつろぎポッド」
右)中には収納式デスクがあり、作業ができる。電源とVODも完備

「くつろぎポッド」の狭い空間に篭ると没入感が増し、隠れ家気分も味わえるのでおすすめだ。1室ごとに窓が設置されているので閉塞感は意外とない。がっつり作業したいときは、デスクのある「コワーキングスペース」で集中モードに入ることもできる。

少し疲れたらサウナでリフレッシュして、「リクライナースペース」で寛ぎながら作業するのもいいだろう。動画コンテンツが見放題で、誰にも気を使わずに映画を楽しめるのも嬉しい。また7階では、かるまる用に焙煎したグアテマラ産の豆を使ったこだわりのコーヒーが1杯180円で飲める。これもポイントが高かった。

動画鑑賞や飲食もできる「リクライナースペース」。サウナで整えた後、寛ぐのに最適
各シートに備え付けられた電源とUSBコンセント
左)シート席とデスクスペースを利用できる「リクライナースペース」
右)しっかり集中できそうなデスクスペース

初心者もサウナーも楽しめるエンタメ感抜群の浴場

テラスの「露天ジャグジー」と14℃のユニークな水風呂「アクリルアヴァント」。右奥には薪サウナがある

肝心の温浴施設は、ビルの最上2フロアとなる9階と10階にある。複数のサウナや個性豊かな風呂が楽しめる大浴場で、最上階では檜風呂や露天ジャグジー、テラスまであった。都心のビルの中にある温浴施設で、ここまで開放的な浴場があるのは珍しいだろう。

テラスの隣にある「薪サウナ」。薪の燃える香りが心地よい

さらに、4つのサウナと4つの水風呂を揃えているこだわりようにも驚く。サウナーだけでなく、初心者の人も楽しめるよう、好みに合わせて細分化した結果だという。

特に驚いたのが、「薪サウナ」。フィンランドの伝統的なストーブサウナだが、消防法の関係で都心のビルにある温浴施設では絶対にお目にかかれない代物だ。また、日本古来の蒸気風呂を再現した「蒸しサウナ」も冒険感があって楽しい。

穴ぐらに入るような感覚の「蒸サウナ」。内部には薬草の香りと蒸気が立ち込めている

そのほか、最高級の庵治石を使った80℃前後の「岩サウナ」と高級ケロ材用いた90℃前後の「ケロサウナ」もベーシックに楽しめる。4つともタイプの異なるラインナップで、長時間いても飽きがこない。仕事に飽きたら、何度でもサウナに入りたいという欲求にしっかり応えてくれるだろう。

左)岩サウナには、オートロウリュ機能付き
右)樹齢200年以上の欧州赤松の枯れ木であるケロ材を使用するケロサウナ。セルフロウリュが楽しめる

水風呂は、体感10℃未満の超低温水風呂「サンダートルネード」、優しめ25℃の「やすらぎ」、ジェット水流つき33℃の「昇天」、筒型アクリルの不思議な14℃の水風呂「アクリルアヴァント」と、これまた4つ。サウナマニアが望む超低温から、初心者向けのぬるめ、休憩時に体を整えやすいジェット水流付きまで揃っていて、抜かりがない。

サウナのすぐ側には「サンダートルネード」「やすらぎ」の2種の水風呂を配置

汗を流した後に体が欲する、がっつり系サウナ飯

一番人気の「甲州信玄鶏 唐揚げ定食」890円。ジューシーで旨みがあり、驚くほどレベルが高い

8階にある食事処では、豚キムチ定食や四川式土鍋麻婆豆腐、かるまる特製ビーフカレーなど、発汗後に塩分を欲している体に応えるがっつり系サウナ飯が揃う。

一番人気は、ニンニクとごま醤油がしっかりきいた唐揚げ定食だという。そのほかにも、中とろの刺身など一品料理や本格和食料理も堪能できる。嬉しいのは食事処にも電源があり、仕事ができることだ。ビールとつまみを横目に、作業するのもリモートワークの楽しみである。

食事処でも電源が確保できる

そのほか、3〜5階には宿泊エリアがあり、簡易的なカプセルタイプと個室が確保できるホテルタイプが利用できる。しっかり睡眠を取りたいときは、5時間まで滞在できるカプセルタイプを利用するのもいいし、オンライン会議や電話作業の多い日はホテルタイプを利用するのも手だ。料金も良心的で、入館料利金の2980円に上乗せで利用できるので是非活用したい。

広めのシングルベッドとデスク、窓が備えられたホテルタイプ。1泊6980円から
左)カプセルタイプは1泊4980円から
右)かるまるが入ったC6出口から徒歩30秒のビル

【店舗詳細】
「サウナ&ホテルかるまる」
住所 東京都豊島区池袋2丁目7−7 6階
電話 03-3986-3726
営業時間 11:30〜翌10:00、浴場利用時間11:30〜翌9:00
定休 年中無休
アクセス 池袋駅西口C6出口から30秒
料金 1日2980円(一般料金)
「岩サウナ」80℃前後、「ケロサウナ」90℃前後、「蒸サウナ」50℃前後、「薪サウナ」80℃前後、水風呂「サンダートルネード」体感10℃未満、水風呂「やすらぎ」25℃前後、水風呂「昇天」33℃前後、水風呂「アクリルアヴァント」14℃前後
https://karumaru.jp/ikebukuro/

歴史ある浴場の面影を宿した、下町の穴場に籠る「両国湯屋 江戸遊」

「両国湯屋 江戸遊」は、両国の北斎通りにある下町情緒をたっぷり感じられるスパ温浴施設。20年間営業を続けた旧温浴施設を2019年にリニューアルしたもので、建物としての歴史は古い。

現在の江戸遊は、2つのサウナ、6つのお風呂、3つの岩盤浴という充実の温浴場のほか、男性専用フロアと女性専用フロアにそれぞれ設置されたワークスペース、4つの休憩スペース、2つの食事処が新たに追加された。温浴施設としては都内最大級のワークスペースを備えており、リモートワークに最適のスポットなのだ。

実際、両国へ訪れてみると下町風情が濃く、非日常感を楽しめる。両国国技館やすみだ北斎美術館、江戸東京博物館など見所も多く、思わず散策したくなる人も多いだろう。江戸遊についたら1階の受付でタオルと着替えをもらい、2階の男性専用フロアへ。

左)湯船の形と壁をそのままに残した、湯船ワークスペース。ゴロゴロできて楽しい
右)「湯work」の隣にあるリクライニングスペース

浴場のほか、ワークスペースの「湯work」とリクライニングゾーンも男性専用フロアにあるので、気を使わずに滞在できる。浴場だった場所をワークスペースにした「湯work」は、湯船の形を生かした湯船ワークスペースや、サウナルームを改良したサウナ会議室、一人で篭れる旧シャワールームなどユニークな空間が揃っていて、予想以上に楽しめる。

旧シャワールームを生かした籠り場。タイムトリップしたような不思議な気分を味わえる

デスクでの作業はもちろん、シャワールームで没入したり、湯船ワークスペースでゴロゴロしながら読書をしたり、その時々にしっくりくる空間で過ごしたい。

右)「湯work」に1席ずつ設置された電源
左)フィンランドサウナをそのまま生かしたサウナ会議室
席数が多い2階のカフェ。混雑して席がない!なんて心配も無用だ

サウナ2つ、お風呂6つ、岩盤浴3つという贅沢さ

高濃度炭酸泉や露天漢方薬湯、スーパージェット湯など5つのお風呂がある男湯

仕事に疲れたら、6つの風呂と2つのサウナがある男性浴場へ。最初に目に飛び込んでくるのが、葛飾北斎の浮世絵をモザイクアートにした壁画。北斎の世界観を堪能できるのも、両国ならではだ。奥には自然光の入る露天エリアもあって、全体的に開放感に溢れている。

思いっきり汗をかける広々とした男湯のフィンランドサウナ

サウナは、92℃前後の本格「フィンランド式サウナ」と、初心者や高温が苦手な人も入りやすい75℃前後の「中温サウナ」の2種類。フィンランドサウナは、1時間に2回アロマ水を使ったオートロウリュが実施される。高温に熱せられたサウナストーンから生まれた熱々の蒸気に、サウナーもきっと満足するはず。

熱々の蒸気を作り出してくれる、フィンランドサウナのオートロウリュ
左)じわじわとした発汗が気持ちいい、遠赤外線を使った中温サウナ
右)サウナの側には、18℃の水風呂も

食事処や休憩スペースも充実!

夜はマットが用意されて、仮眠スペースになる
左)食事処北斎
右)一番人気の北斎ラーメン900円

3階には仮眠スペースやリクライニングスペースなど、お休み処もしっかりある。男女兼用なので、家族で訪れて一緒に過ごすのもいいだろう。食事処「北斎」には、蕎麦定食をはじめとした本格和食やラーメンなど、様々な食事も揃う。下町散策も兼ねて、ぜひ足を伸ばしてみてほしい。

【店舗詳細】
「両国湯屋 江戸遊」
住所 東京都墨田区亀沢1−5−8
電話 03-3621-2611
営業時間 11:00 〜22:00(時短営業中)
定休 年中無休
アクセス 地下鉄・大江戸線「両国駅」A3・A4出口より徒歩1分
JR総武線「両国駅」東口より徒歩5分
料金 1日2750円(一般料金)
「フィンランド式サウナ」92℃前後、「中温サウナ」75℃前後、水風呂18℃前後
https://www.edoyu.com/ryougoku/

人気サウナ漫画「サ道」の舞台にもなった老舗スパ&サウナ「スカイスパYOKOHAMA」

横浜駅直結のスカイビル14階にある、スパ&サウナ施設「スカイスパYOKOHAMA」。1968年創業(1996年リニューアル済み)という老舗の温浴施設で、人気サウナ漫画「サ道」の舞台にもなった有名サウナスポットだ。みなとみらいの絶景を見下ろせる大浴場&サウナが珍しく、現在はコロナ渦でお休み中だが、氷を使ったエクストラアウフグースも名物として知られている。

2018年末のリニューアル時には、サウナをしながら仕事ができるコワーキングスペース「KOOWORK」をいち早く新設。その後も来場者の要望をもとにこまめにKOOWORKのリニューアルを重ね、現在は6つのスペースで仕事ができるようになっている。

以前から有名企業の「サウナ部」が法人契約で利用しており、ここでリフレッシュしながら社内会議やミーティングを行うことも多いという。新型コロナウイルスによるリモートワーク需要のだいぶ以前から、サウナとコワーキングを融合させたパイオニア的存在といっても過言ではないのだ。

寛ぎながら作業できる「KOOWORK」のごろごろスペース。とくに土日祝日は大人気

館内は、男性浴室と女性浴室のほか、ワークスペースの「KOOWORK」やレストラン、宿泊施設やリラクゼーション施設(15階)などがあり、1日中館内で過ごすことができるようになっている。高速wifiや電源、会議室も完備され、使い勝手は抜群だ。

左)KOOWORKのカウンターエリア
右)男女共有のコンフォートルーム「ベイ・ビュー」

コワーキングスペースの「KOOWORK」は、1席ごとに電源を完備したダイニングスペースやごろごろスペース、ミーティングルーム、半個室のぼつにゅうブースなど6つのエリアに分かれており、気分や目的に合わせて好きな場所で作業ができる。土日祝日は、想像以上に混み合うので、早めに行って席の確保をおすすめしたい。また、すぐ側には、横になれるコンフォートルーム「ベイ・ビュー」があり、サウナでととのえた後にひと眠りすることもできる。

夜遅いミッドナイトアウフグースのサービスも!

うず高く積み上げられたサウナストーンを使った高温のロウリュが人気だ

男性サウナには、ケロ材を使用した90〜95℃前後の「フィンランド式ドライサウナ」と、古代ローマ式スチームサウナ「テルマーレ」の2部屋がある。「フィンランド式ドライサウナ」では、15分に1回の自動ロウリュと、1時間に1回のアウフグース(ロウリュの蒸気をタオルで仰いで熱波を浴びせるサービス)が体験できる。昼12時から夜21時までアウフグースのサービスが提供されているのも珍しく、嬉しい。

左)フィンランド式ドライサウナ。夜の時間帯はみなとみらいの夜景が美しい!
右)15℃前後の水温を維持する立派な水風

浴場には、高濃度炭酸泉檜風呂やマッサージ効果のあるジャグジーのほか、広々とした温冷交代浴効果のある水風呂が揃う。ととのいスペースも充実していて、冷たいミストを浴びられるスペース「フォレスト・ミスト」が人気だ。

自然光がたっぷりと入る男性浴場。朝焼けの眺望がイチオシ

ダイニングスペースでも仕事に集中できる

左)辛さが選べるKOO 特製キムチチゲ(小サイズ)800円と低温熟成ポークを使った絶品カツカレー1100円
右)ダイニングエリアに数多く設置されている電源。かゆいところに手が届く

ダイニングでは、ガッツリ系のサウナ飯をたっぷりラインナップ。一番人気は、辛さも調節できるキムチチゲ。サウナ後に食べると、さらなる発汗が促されて思いっきりリフレッシュできる。まさしく、都会でリモートワークができる温浴施設の原点ともいえるスポット。この機に、サウナの聖地を体験してみてはいかがだろう。

【店舗詳細】
「スカイスパYOKHAMA」
住所 神奈川県横浜市西区高島2-19-12スカイビル14F
電話 045-461-1126
営業時間 24時間営業、浴場利用時間は8:30〜10:30を除く
定休 年中無休(年に1、2回定期点検のため休みあり)
アクセス 横浜駅直結徒歩3分
料金 平日2450円(8:00〜22:00)、土日祝・特定日5時間2600円
「フィンランド式ドライサウナ」90〜95℃、水風呂15℃前後https://www.skyspa.co.jp/koowork/

取材・文=verb

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