空前のソロキャンプブームが続いている。ネットやドラマ、YouTubeで、ソロキャンプの魅力を伝える情報はあふれているが、いったいソロキャンプの何が楽しいの?

こんなふうに、イマイチ魅力を想像できない人は多いのではないだろうか。ソロキャンプにハマれる人と、ハマれない人。この違いはどこにあるのだろうか。

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■ソロキャンプをはじめるきっかけ

ソロキャンプの魅力を理解するには、ソロキャンプをやってみないことには始まらない。はじめてのソロキャンプに出かけるきっかけは、もともとアウトドア好きということを除くと大きく下記の2タイプがある。

まずは、好奇心が旺盛で新しいことが好きな人。「流行りものには理由がある」と、特に深い興味を持たなくても、ブームになっていることに次々とトライする行動力がある。

結果、ソロキャンプというアクティビティも楽しめるのだが、このタイプの人はグループキャンプも同じくらい楽しめる。よってソロキャンパーとして活動を極める方向には進まない。

一方、もう一つのタイプは、人に合わせるのに疲れた人。繊細で周囲の反応に敏感で、相手がどうしたら楽しいか、嫌な気分になるかを常に考えてしまう人だ。

そんな自分が嫌になる時もあるが、性格なのでやめることができない。人に合わせるのに疲れ、人に合わせる自分をやめたくて、一人の自由さをソロキャンプに求めるのだ。

■ソロキャンにハマる人

はじめの一歩を踏み出した後、ソロキャンプにハマっていく人はどんな人か?

それは、ソロキャンプ以前に「ソロ活」ができる人。一人でふらっと居酒屋にでかけたり、気分で立ち寄る行きつけのBARがいくつかあったり、休みに思い立ってひとり旅に出かけてみたりができる人。

仲間や連れを誘わずとも、一人でやりたい時にやりたいことをできる人は、ソロキャンプも楽しめる。キャンプ場までの道中で道の駅や観光名所、温泉に立ち寄ったり、しっぽり地酒を味わったり、一人の時間を存分に謳歌する。

また、一人遊びが好きな人もソロキャンプにハマるタイプ。DIYに黙々と取り組む人や、週末毎にクッキングのレパートリーを増やす人、プラモデルやバイクいじりといったメカニックな趣味がある人など、一人で好きな時間に没頭できる人はソロキャンプもがっつり楽しめる。

自分の食べたいものだけを用意し、自分のペースで飯をつくり、自分好みの焚き火を楽しむ。ステーキの上にだんごをのせて食べるのが好物だったとしても、誰にも怒られず至福の時間を過ごせるのだ。

■ソロキャンにハマれない人

逆に、ソロキャンプにハマれない人は、なんといっても寂しがり屋。たまには一人になりたいと出かけたのに、気を抜いた瞬間、寂しくなったり、人恋しくなったりしてしまう。こうなると「なぜ、自分はいま一人なのか」とバッドに入り、社会や歴史の中での自分の存在の小ささを問い出す哲学モードまっしぐらに。

また、ちょっと神経質な人もソロキャンプにハマることが難しい。自然の中に入れば、断りなしに刺してくる虫や気まぐれな天候など、荒っぽいコミュニケーションに歓迎される。耳元で羽ばたく虫の羽音にいちいちビクビクしていては神経がすり減ってしまう。視界が不便になる夜には、得体のしれない物音や存在に恐怖心が高まり、頼る人もなく眠れず朝を迎え、疲れをためて家路につく。

寂しがり屋かつ神経質な人なら、なんとか一晩持ちこたえたとしても、二度とソロキャンプに出かける気にはならないだろう。

■それでもソロキャンを楽しみたい!

ここまで読んで、自分はソロキャンプにハマれないのか……と思った人も、楽しめる方法が一つある。それは、みんなでソロキャンプに出かけること。ソロキャンパー同士でサイトに集い、程よい距離感を保ちながら一緒に過ごす「ソログルキャン」だ。

「みんな」で「一人」になりにいくソログルキャンは、ソロキャンプともグループキャンプとも相容れない概念だが、どちらにもハマれないタイプの人たちにとっては絶妙な居心地の良さが得られる時間なのだ。

ソログルキャンのルールは、集合する仲間と落ち合う日、場所を決めるだけ。移動は別々で、各々のタイミングでテントを持ち寄り、好きな場所に「秘密基地」をつくる。寂しさや不便さを感じた時には声をかけられる距離に仲間がいて、一人になりたい時は秘密基地にこもればいい。そこには、ソロキャンプならではの自由な時間もあれば、仲間と過ごすあたたかい時間もあり、どちらの気分も楽しめるハイブリッドなキャンプ活動なのだ。

「一緒に、別々に自分の時間を過ごす」――矛盾しているようで、共感できる人は多いはずだ。

ソロキャンプは、もはや一過性の粋を超え、定番化しつつあるキャンプスタイル。まだ試したことのない人や、挫折してしまった人も、新しい視点でソロキャンプまたはソログルキャンの魅力に目を向けてみては?

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