日本で絶大な人気を誇っている「ハイボール」。このハイボールには美味しく作るための黄金比が存在する。また、ウイスキーの産地や銘柄によって味や風味が変化するため、ハイボールの美味しさを突き詰めれば奥が深い。

そこで本記事では、ハイボールの作り方、美味しいハイボールを作るコツ、ハイボールに合うウイスキーのおすすめ銘柄を解説する。最後まで読めば、自分好みの美味しいハイボールを作ることができるだろう。

ハイボールとは?

ハイボールとは、ウイスキーを炭酸で割った酒のことを指す。ウイスキーの風味と炭酸のシュワシュワが同時に味わえる。日本ではハイボールの人気が非常に高く、多くの居酒屋で注文することが可能だ。

もともとウイスキーはスコットランドやアイルランドで作られた蒸留酒であり、世界各地で飲まれている酒だ。しかし、海外ではストレートやロックといった飲み方が一般的で、炭酸で割るハイボールはあまり人気ではない。そのことから、ウイスキーを炭酸で割るのは日本特有の飲み方だといえる。

ウイスキーの楽しみ方

海外では「ウイスキー=ハイボール」ではなく、さまざまな飲まれ方をされている。具体的なウイスキーの飲み方は下記のようなものがあげられる。

  • ハイボール
  • ストレート
  • トワイスアップ
  • オン・ザ・ロックス
  • ハーフロック
  • 水割り
  • ウイスキーフロート
  • ミスト
  • ホットウイスキー

このように、ウイスキーの楽しみ方は多種多様であるほか、ウイスキーはカクテルとしても楽しむことができる。例えば、マンハッタン、ニューヨーク、ゴッドファーザーなどだ。ぜひ自分好みの楽しみ方を見つけよう。

美味しいハイボールの作り方:4つの手順

ここまで、ハイボールの基礎概要やウイスキーの楽しみ方を解説した。続いて、美味しいハイボールの作り方を4つの手順で見ていこう。本項の作り方を理解すれば、誰でも簡単に美味しいハイボールが作れるはずだ。

ハイボールにはウイスキーと炭酸水の割合に黄金比がある。美味しいハイボールを提供している多くの店では、「ウイスキー:炭酸水=1:3」の割合でハイボールを作っている。また、ウイスキーを販売している会社では「ウイスキー:炭酸水=1:4」と、解説しているところもある。これらハイボールの黄金比を踏まえ、以下の手順を確認してみてほしい。

手順1:グラスに氷を入れる

まずはグラスに氷を入れていく。この際、氷はぎっしりと詰めてグラスを均等に冷やそう。グラスをキンキンに冷やすことで、ハイボールを美味しく飲むことができる。グラスが十分に冷えたら溶け出した水は捨てよう。

なお、ここで使用する氷はブロック状を割ったものが良いとされる。できるだけ大きさを均一に揃え、すぐに溶け出さないようにしよう。

手順2:ウイスキーを注いで混ぜる

グラスをしっかり冷やしたら、ウイスキーを注いで混ぜる。注ぐ際は直接氷にかけると氷が溶けて薄まってしまうため、グラスの端にゆっくり注いでいこう。ボトルからグラスに注ぐのが難しいのであれば、マドラーを伝わせて注ぐ方法がおすすめだ。

ウイスキーを注ぎ終わったら、マドラーを使って十分にかき混ぜていく。ウイスキーと氷の水分が混ざると温度が上がるため、しっかり混ぜて冷たく仕上げよう。

手順3:炭酸水を注ぐ

ウイスキーを注いで混ぜ終わった後は、炭酸水を注いでいく。この際、炭酸水は勢いよく注がずにゆっくり入れていこう。また、ウイスキー同様に炭酸水はグラスの端に注ぐように。

なお、先ほど解説した「ウイスキー:炭酸水=1:3」の黄金比を意識して炭酸水を注ごう。

手順4:マドラーで軽く1回混ぜる

炭酸水を注いだら、仕上げにマドラーを使って軽く1回混ぜる。炭酸水を注いだ時点で大体混ざっているため、炭酸が抜けないように1回だけ混ぜよう。

美味しいハイボールを作る4つのコツ

美味しいハイボールの作り方は理解できただろうか?次に、美味しいハイボールを作るコツを4つ解説する。4つのコツを押さえることで、さらに美味しいハイボールを作ることができる。

グラスは氷だけで冷やす

ハイボールを作る際のグラスは氷だけで冷やそう。冷えている方が美味しいからといって、グラスを冷蔵庫で冷やすのはやめよう。グラスを冷蔵庫で冷やすと結露で水滴が付くため、味が薄まってしまうのだ。

また、この水滴には冷蔵庫内の食べ物から発生した水分であり、ハイボールに食べ物のニオイが混ざってしまう。それらのことから、ハイボールのグラスは冷蔵庫で直接冷やさず、氷を使って冷やそう。

ウイスキーを入れた後によく混ぜる

美味しいハイボールを作るためには、ウイスキーを入れた後によく混ぜよう。ウイスキーは炭酸水と混ざると熱を発しやすいため、冷えていない状態で炭酸水を注ぐとグラス内の温度が上がる。それに伴い、炭酸水の炭酸が飛び、シュワシュワの弱いハイボールが出来上がってしまうのだ。

そのため、ウイスキーを入れた後はよく混ぜてグラス内の温度を必ず下げよう。なお、混ぜる回数は30回を目安と覚えておこう。あまり時間をかけすぎると逆効果なので注意が必要だ。

炭酸水はゆっくり注ぐ

炭酸水はゆっくりと注ぐよう意識しよう。炭酸水を勢いよく注ぐと炭酸が一気に抜けてしまう。また、炭酸水を氷の角に当てると大量に泡立ってしまい、ハイボール本来の美味しさが楽しめない。ハイボールは炭酸の爽快感を楽しむ飲み物でもあるため、炭酸水はゆっくりと注ごう。

レモンはウイスキーより先に入れる

ハイボールでレモンの風味を楽しみたいという方も多いはずだ。その場合、レモンはウイスキーより先に入れよう。レモンを先に入れることで、より香りが広がって爽やかさが上昇する。ウイスキーの良い香りを逃さないためにも、必ずレモンは先に入れておこう。

美味しいハイボールを作る上で欠かせないウイスキーの産地

美味しいハイボールを作るコツがわかったところで、ウイスキーの産地について解説する。ウイスキーの産地によって味や風味を大きく左右するため、必ず押さえておこう。

ウイスキーと一言でいっても産地がさまざまだ。その中でも世界的に有名なのが、日本、アメリカ、スコットランド、カナダ、アイルランドの5カ国であり、「世界5大ウイスキー」と呼ばれている。産地によって味や風味が異なるため、人それぞれ好みが分かれるだろう。なお、各産地の細かい違いは下記の通りである。

日本:ジャパニーズウイスキー

ジャパニーズウイスキーは日本人の舌に合うように作られており、より複雑で繊細な味わいが楽しめる。以前は軽くマイルドな仕上がりといわれていたが、いまではクラフトディスティラリーの台頭からスモーキーな銘柄も多く生産されている。

アメリカ:アメリカンウイスキー

アメリカンウイスキーは、連邦アルコール法という法律で種類が細かく分類されている。代表的なものは、トウモロコシを原料にしている「バーボンウイスキー」だ。ベースの原料がトウモロコシであるため、甘くてまろやかな味わいが楽しめる。

スコットランド:スコッチウイスキー

スコッチウイスキーの味わいには、原料のベースとなっている大麦麦芽に由来する甘みや酸味があるほか、樽材の成分に由来する渋味や苦味も感じる。熟成年数が長くなればなるほど、基本的に味わいがまろやかで甘みを感じやすくなる。なお、スコッチウイスキーは「ピート臭」といわれる独特の香りが特徴的だ。

カナダ:カナディアンウイスキー

ウイスキーの中でも飲みやすいと評判のカナディアンウイスキー。トウモロコシが主な原料となっているため飲みやすい。クセのないスムーズで軽い飲み口が特徴的である。そのためカナディアンウイスキーは、ウイスキーが苦手な初心者にもおすすめだ。

アイルランド:アイリッシュウイスキー

アイリッシュウイスキーは、アイルランドの伝統的な製法によって作られているウイスキーだ。原料である穀物の風味がしっかりと残っており、味が濃くて滑らかな舌触りが特徴的。また、きついスモーク臭がなくて飲みやすいため、日本人の好みにぴったりなウイスキーだ。

ハイボールに合うウイスキーのおすすめ銘柄5つ

ここまで、美味しいハイボールを作る上で欠かせないウイスキーの産地を解説した。最後に、ハイボールに合うウイスキーのおすすめ銘柄を5つ見ていこう。自分好みのウイスキーがきっと見つかるはずだ。

サントリーウイスキー角瓶

ウイスキーのおすすめ銘柄1つ目は、「サントリーウイスキー角瓶」だ。角ハイでお馴染みのウイスキーであり、ハイボールに合うように味が設計されている。山崎と白州蒸溜所のバーボン樽原酒をバランス良く配合し、甘い香りと厚みのあるコクが特徴的だ。

ほかのウイスキーに比べてクセが少ないことから、「ハイボールをあまり飲んだことがない」という方にもおすすめの銘柄。販売価格もそれほど高くないため、気軽に楽しむことができるだろう。

  • 容量:700ml
  • アルコール度数:40%
  • 原材料:モルト、グレーン
  • 希望小売価格:1,590円

ブラックニッカ クリア

2つ目におすすめのウイスキー銘柄は、「ブラックニッカ クリア」だ。香りにクセがなく、程よい甘みとすっきりとした味わいが楽しめる。ピート由来の大麦麦芽を、ほど良い甘味や香味成分を持った良質のグレーンウイスキーとブレンドしたことで、クセのない味わいを実現した。比較的に安価で購入できるため、初めてハイボールを飲む方にもおすすめ。

  • 容量:700ml
  • アルコール度数:37%
  • 原材料:モルト、グレーン
  • 希望小売価格:900円

カナディアンクラブ

ウイスキーのおすすめ銘柄3つ目は、「カナディアンクラブ」だ。150カ国以上の人々に「C.C.」の愛称で親しまれており、すっきりとした味わいとほのかな甘い香りが魅力的。こちらの銘柄も非常に飲みやすいため、ハイボールに慣れていない方にもおすすめできる。ただし、ウイスキーに慣れている方にとってはパンチが弱く感じるかもしれない。

  • 容量:700ml
  • アルコール度数:40%
  • 原材料:モルト、グレーン
  • 希望小売価格:1,390円

ジムビーム

4つ目に紹介するウイスキー銘柄として「ジムビーム」があげられる。ジムビームは1973年以来40年以上、販売数量世界No.1を獲得してきたバーボンウイスキーだ。香りや味わいの要素がバランスよく調和しており、心地よい飲み口が魅力的である。味わいはなめらかでマイルドなので、ウイスキーに少し慣れてきた方におすすめの銘柄だ。

  • 容量:700ml
  • アルコール度数:40%
  • 原材料:モルト、グレーン
  • 希望小売価格:1,540円

メーカーズマーク

最後に紹介するウイスキーの銘柄は「メーカーズマーク」だ。メーカーズマークの象徴ともいえる赤い封蝋は、1本ずつハンドメイドで施されている。冬小麦を原料としており、ふっくらとした甘みと香ばしさを同時に楽しめる。また、オレンジやバニラのような香りもするため、定番のウイスキーに飽きた方におすすめだ。

  • 容量:700ml
  • アルコール度数:45%
  • 原材料:モルト、グレーン
  • 希望小売価格:2,400円

なお、ウイスキーの銘柄をもっと詳しく知りたいという方は「世界5大ウイスキーのおすすめ銘柄22選|ウイスキーの種類と美味しい飲み方」こちらを参考にしてみてほしい。ウイスキーの理解がさらに深まるはずだ。

まとめ

本記事では、ハイボールの作り方、美味しいハイボールを作るコツ、ハイボールに合うウイスキーのおすすめ銘柄を解説した。

ハイボールは日本国内では非常に人気の飲み物だが、海外ではストレートやロックといった飲み方が主流である。日本特有の飲み方ともいえるハイボールには、美味しい作り方や黄金比が存在する。また、美味しく作るコツを押さえることで、さらに味わい深いハイボールを作ることが可能だ。

美味しいハイボールを簡単に作りたいという方は、ぜひ本記事で解説した内容を参考にし、自分好みのハイボールを作ってみよう。

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