最近、さまざまな場所で耳にするようになった「メタバース」。このメタバースにはどんなプラットフォームが存在するのだろうか?

メタバースと聞くと「近未来的なナニか」と、イメージする人が多い。しかし、実はメタバースという概念は昔から存在しており、多くの人が思っているよりも身近なものである。

もしかしたら、普段遊んでいるゲームもメタバースに該当しているかもしれない。そこで今回は、いま話題のメタバースのプラットフォームを3つ紹介しよう。メタバースという概念をより深く理解できるはずだ。

■メタバースとは?

メタバースとは、インターネット上に構築される仮想現実の総称である。利用者は「アバター」と言われる自分の分身を作り出し、自由に移動したり、誰かと会話したりできる。

一般的には、VR機器・AR機器を使って体験するものだとイメージされがちだが、必ずしもそれら最新機器を使ったものだけとは限らない。

実は、メタバースという概念は1992年に一度登場している。メタバースという言葉は使われていないものの、小説『スノウ・クラッシュ』で仮想世界の説明がすでに行われているのだ。

また、インターネットが普及してからは、パソコンを使った「MMO」と言われるオンラインゲームが流行ったが、実はあのMMOもメタバースに該当している。

このように、メタバースの概念はかなり昔から存在しており、多くの人が思っているよりも身近な概念なのだ。最近は、メタバースのプラットフォームが数多く開発され、注目度が一気に高まっている。

■プラットフォーム1つ目:あつまれどうぶつの森

Nintendo Switchのゲームソフトとして登場した「あつまれどうぶつの森」。このゲームも実はメタバースの概念が用いられている。

このゲームでは、自身のアバターを使って野菜を育てたり、家具を作ったりして生活できる。また、インターネットに繋ぐことで、ほかのユーザーとの交流も可能である。

動物たちが暮らすこの世界では、ユーザー自らが家具や衣類を作る、村を自分好みにデザインするなど、自分なりの楽しみ方を実現することができる。これがまさにメタバースの概念そのものである。

■プラットフォーム2つ目:Minecraft

メタバースのプラットフォーム2つ目として、Minecraft(マインクラフト)が挙げられる。日本国内では「マイクラ」と略されるこのゲームは、ユーザー自身がその世界のブロックを設置して建物を自由に構築できる。

また、マイクラでは建物を作り出せるだけでなく、アバターの外観も自分好みに変更できるほか、プレイヤー同士でサバイバルや探索などで楽しむことが可能だ。

このマイクラは2011年11月に正式リリースされたゲームであるため、メタバースの先駆けとなったプラットフォームである。正式リリースから10年以上経った今でも、世界中の人々から愛されている。

■プラットフォーム3つ目:Decentraland

Decentraland(ディセントラランド)は、仮想通貨などで使用されている「ブロックチェーン技術」をベースにしたVRプラットフォームである。

Decentralandは2015年、「Ari Meilich」氏と「Esteban Ordano」氏の手によって2Dプラットフォームとして誕生した。その後、VRとブロックチェーン技術を組み合わせたプラットフォームとして進化を遂げた。

歴史が最も長いとされるメタバース構想のプロジェクトであり、VRが流行する前からすでに存在している。

また、このDecentralandではプラットフォーム内に独自のトークンを使用し、土地やアバターを購入することもできる。さらに、購入した土地やアバターは自身でカスタマイズ可能であり、プラットフォーム内のアイテムはユーザー同士で取引が行われている。

その売買によって利益を生み出すこともできるため、まさに現実世界と同じようなプラットフォームだと話題になっている。

■まとめ

本記事では、代表的なメタバースのプラットフォームを3つ紹介した。

一般的にメタバースと聞くと、VR機器・AR機器を使って体験するものだとイメージされがちだが、必ずしもそれら最新機器を使ったものだけとは限らない。

メタバースの概念は意外と昔から存在しており、いまでは数多くのプラットフォームが開発されている。今回は3つだけ紹介したが、実はまだまだ沢山のプラットフォームが存在している。

メタバースに興味・関心がある人は、ぜひほかのプラットフォームも調べてみてほしい。メタバースの理解がさらに深まるはずだ。