■島を包むレモン畑を眺め多彩なレモンの名産品を味わう

国産レモン発祥の地の石碑も建っている。

秋から冬、そして初春にかけて島は可愛いレモンの実で彩られ、柑橘の爽やかな香りが漂う。グリーンレモンから早くも収穫が始まり、通常のイエローレモンまで島は収穫の忙しい日々が続く。

そして収穫が終わると5月には白い花を付け、緑に映える可憐さも目を楽しませてくれる。

しまなみ海道の中間点にある生口島は、日本一のレモンの生産地。栽培は昭和3年(1928)に300本の苗を植えたことから始まる。

外国産レモンが主流となった60年代には、苦戦を強いられたこともあったが、美味しさと安全性を追求し続けたレモン栽培は「瀬戸田レモン」としてのブランドを確立するまでに。

土地が傾斜地で日当たりがいいこと、瀬戸内特有の温暖な気候が、寒さに弱いレモン栽培には適していたのだ。

生口島を代表するふんわりスイーツ「瀬戸田レモンケーキ」(3個入750円)。/「島ごころ」☎0845-27-0353
さっぱり風味の「アロマゼリー(レモン)」(3個入1080円)。/「島ごころ」☎0845-27-0353
瀬戸田レモン100%の「島ごころ」シリーズ。レモンジャム3本セット(ジャム・コンフィ・シロップ)(3240円)。/「島ごころ」☎0845-27-0353
「レモンサイダー」(6本入1620円)。/「島ごころ」☎0845-27-0353

瀬戸田レモンは低農薬、無農薬で育てられているものも多いのが特徴。香りも豊かで、多くの料理人やパティシエ、菓子メーカーなどが使用している。

生口島ではバラエティあふれるレモンの名産品が数多くあり、これらを食べ歩くのも楽しみ。レモンケーキ、レモンジャム、レモンサイダーなどなどレモンをまるごと使ったアイテムがずらり。

島に点在する現代アートと共に、瀬戸田の恵みをたっぷり満喫したい。

食事処「わか葉」のレモン鍋(冬期のみ、1人前2800円)

・島全部が美術館

生口島は沿岸に17の現代アート作品が点在しており、「島ごと美術館」として展開。作品は1989年から開催された「瀬戸田ビエンナーレ」の時に設置された。海の風景と共に一つの作品が完成している。

瀬戸田町観光案内所
広島県尾道市瀬戸田町沢200-5
しまなみ海道「因島北」ICより車で15分

文/岩谷雪美