スペインの自由な働き方を描いた漫画「スペイン滞在日記 働き方」がSNS上で話題となっています。スペイン滞在中、日本との働き方の違いに気が付いた女性。中でも、自由でいいなと思った働き方は…という内容で「オーストラリアも同じです」「海外での働き方の方が自分に向いている気がする」「いい文化ですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

必要以上に気を使わない接客

 この漫画を描いたのは、漫画家のゆぴてる(ペンネーム)さんです。スペインでの出来事を漫画にして、インスタグラムで発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ゆぴてるさん「幼い頃、漫画ノートを作って4コマ漫画を描いていました。私生活が落ち着き、ふと、何か新しいことに手を出したくなったとき、スペインでの経験を漫画にしたら面白いのではないかと考え、数カ月前から描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ゆぴてるさん「以前、店員さんが開店5分前に出社しているところを見かけ、それでも、開店時刻ぴったりにオープンしたのでびっくりしたことがありました。この出来事をきっかけに、スペイン人の働く様子を観察していると、スペインの『働く』ことに対する考えが日本とは違うことに気付き、面白いなと感じたので漫画にしました」

Q.現地では、どのお店も似たような感じなのですか。

ゆぴてるさん「はい。ほとんどのスーパーのレジには某テーマパークのように椅子が置いてあり、座って打っています。飲食店は制服があるお店もありますが、やはり、私服で働いている方が多いです。広い飲食店はコックさんのような制服で働いている方が多いです」

Q.接客はどのような感じなのでしょうか。

ゆぴてるさん「お客さんに必要以上に気を使うような様子はあまり見られないです。例えば、日本だと、機械の不具合でお客さんを待たせてしまったりすると店員が謝ると思いますが、スペインでは何もしないことがほとんどです。すいているお店だと、お客さんと店員がよく会話をしていて、店員がお客さんと同じテーブルに座って話し込んでしまうこともあります(笑)スペインらしくていいなと思います」

Q.お店のオープン準備はいつ、どのようにしているのですか。

ゆぴてるさん「飲食店ではもう少し前から明かりがついているので、準備はオープン前にしているように思われます。実際に5分前出社を見かけたのは携帯会社だったのですが、店内の明かりをつけ、パソコンを立ち上げてからすぐにオープンしました。オープン作業を極限まで減らしているのだと思います」

Q.逆に、日本と違って、大変そうなことはあるのでしょうか。

ゆぴてるさん「バルで働く人は本当に大変そうです。1階、2階、さらには外の席を常にホール3人ぐらいで回しています。夜は平日休日にかかわらず大繁盛なので、ここでは働きたくないなと強く思いました(笑)」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ゆぴてるさん「読んでくださった方からは驚きの声を多く頂きました。また、『自分の国でも出社はぎりぎりだな』という声や『自分もこんな職場で働きたい』といった声も頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ゆぴてるさん「まだまだ描ききれていない出来事がたくさんあるので、今後ものんびり、スペインのことを発信していけたらなと思っています。余裕があれば、ブログも開設したいです」