ベビーカーに子どもを乗せて、バスに乗ったときのエピソードを描いた漫画「声が大きくて優しいおばあちゃんの話」がSNS上で話題となっています。「バスでは、ベビーカーを畳んだ方がいいのかな」と迷っていた女性。すると、乗り合わせたおばあさんが、とても大きな声で話しかけてきて…という内容で「ありがたいですね」「おばあちゃんも周りの人もすてき」「こういうおばあちゃんになりたい!」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

率先して助けてくれたおばあちゃん

 この漫画を描いたのは、主婦のみかみかん(ペンネーム)さんです。ツイッターで育児漫画などを発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

みかみかんさん「息子が生まれてから、何か家でできる趣味が欲しいと思い、ツイッターに漫画を載せるようになりました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

みかみかんさん「ベビーカーでバスに乗ることに慣れておらず、率先して助けてくれたおばあちゃんがいて、ありがたいと思いました。このおばあちゃんのような存在に、助けられる人がいることを知ってほしいな、と思って描きました」

Q.これまで、バスや他の公共交通機関で、困った経験はありますか。

みかみかんさん「ベビーカーを折り畳んだ方がいいのか、そのままでいいのか、悩みます。特にバスは通路が狭いので、どこにベビーカーを置いたら邪魔にならないのか分からず、不安でした」

Q.いきなり、おばあさんに声をかけられて、最初はどう思いましたか。

みかみかんさん「声が大きくてやけにフレンドリーだったので、関わったら面倒臭いタイプの人かな?と、一瞬、思ってしまいました(笑)」

Q.おばあさんの声に、周囲はどのような反応でしたか。

みかみかんさん「おばあさんの声の大きさに圧倒され、苦笑いという感じでした。もしかしたら、『おばあさんは、この親子(私たち)と知り合いなのか?』と思われていたかもしれません」

Q.おばあさんの指示に、周りの人は素直に従っていたのでしょうか。

みかみかんさん「はい。場所を空けてくれたり、手伝ってくれたりして助かりました。文句を言う人はいませんでした」

Q.この後、おばあさんと何か会話をしましたか。

みかみかんさん「息子は何歳なのかを尋ねられ、『2歳です』と返すと、『かわいいね。私の孫は、もうみんな大きくなっちゃったのよ』と言っていました。私たちが降車するときに、おばあさんと手伝ってくれた人に『ありがとうございます』と言ってから降りたのですが、おばあさんは息子にバイバイをされて喜んでいました」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

みかみかんさん「『将来はこんなおばあちゃんになりたい』という声が多かったです。『こんなおじいちゃんになりたい』という男性もいて、うれしかったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

みかみかんさん「今までは、日常が少し明るく楽しくなる漫画を…と思っていましたが、これからは少しネガティブな出来事も昇華していきたいです。悲しい・寂しい・つらい気持ちに寄り添う漫画も必要だと感じていますし、エッセー以外では、夫婦でミステリーが好きなのですが、ツイッターではあまり見かけないので、ミステリー漫画を描いてみたいです」